内容説明
21世紀に入って、国際貿易論は新たな展開を見せている。旧来の貿易論に対しクルーグマンが「新貿易理論」提唱したが、その次にくる理論として「新々貿易理論」が提唱されている。従来の理論は企業の生産性を同質と考えていたが、新々貿易理論では、輸出企業は高度の生産性を有する企業に限定されるとしている。本書ではこの理論を、極力数式を用いず、平易な言葉で解説する。
目次
序章 新々貿易理論への招待
第1章 新々貿易理論の誕生まで
第2章 新々貿易理論の概要
第3章 貿易と賃金
第4章 外国直接投資と雇用
第5章 企業レベルデータの重要性
第6章 重力方程式
第7章 貿易利益
第8章 新たな展開
終章 今後の展望
著者等紹介
田中鮎夢[タナカアユム]
2005年、京都大学経済学部経済学科卒業。2010年、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。2010‐2013年、独立行政法人経済産業研究所研究員。現在、摂南大学経済学部講師、独立行政法人経済産業研究所リサーチアソシエイト、京都大学大学院経済学研究科附属プロジェクトセンターリサーチ・フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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