出版社内容情報
保育者の専門性・保育の質の向上をめざし、「専門職としての保育者を育てる」ための新たなテキスト。現場の保育者にも有益保育者の専門性や保育の質の重要性が叫ばれるなか、現場ではどのような保育者が求められているのだろうか。また、求められる保育者をどのように育てていけばよいのか。そこで本書は、保育者の専門性・保育の質の向上をめざし、「専門職としての保育者を育てる」という視点で全体を構成した。「保育原理」や「保育者論」に必要な教授内容を盛り込み、最新の研究成果や実践事例も豊富に掲載。現場の保育者にも有益な一冊。
はじめに
第1章 先達に学ぶ保育実践と保育のあゆみ
1 日本に伝えられたフレーベルのキンダーガルテン実践
2 キリスト教保育の実践と保姆養成
3 真の「保育」を模索した大正・昭和期
4 民主的な人格の育成をめざした戦後の保育実践
コラム? 関信三の向きあった課題とフレーベルとの出会い
コラム? 日本で2番目に開設された鹿児島女子師範学校附属幼稚園
コラム? 「保育」という言葉にかけた願い
コラム? 斎藤公子の子どもの絵を見つめるまなざしに学ぶ
第2章 「保育者」をめざすあなたへ
1 原体験としての保育者像
2 子どものまなざしに映る保育者
3 「保育者」の仕事を知る
4 「保育者」として働くための資格・免許とは
コラム? 保育者の使命とは――マザー・テレサの言葉から考える
第3章 人と関わる力を育てる
1 信頼感に支えられた生活
2 伝え,気づき,育ちあう関係――表現することと自己抑制・自己調整
3 成長に必要な経験のなかで――人との関わりのなかで広がり深まる意欲・行動
第4章 環境に関わり生きる力を育てる
1 保育実践の場における環境とは
2 環境と関わる保育内容の実際
3 環境構成の実際――河童の親子をつくろう(年中児11月)
第5章 子どもとともに生活する
1 0,1,2歳児の生活を知る
2 保育実践の場における0~2歳児への関わり方と環境構成
3 幼児の生活を知る
4 子どもとともに生活するために
第6章 「保育現場」の求める保育者の専門性
1 礼節とマナーをもって関わることのできる人に
2 保育における協働性
3 一人ひとりの子どもに寄り添う
4 子どもに命の大切さを伝える
第7章 共生の時代の保育者をめざして
1 子育て支援の現状と課題
2 地域とつながる子育て支援
3 家庭的保育者との連携
4 専門機関との連携
第8章 小学校の実践から幼児期における「教育」のあり方を考える
1 子どもとの関係づくりの根底にあるもの
2 授業記録から明日の教育をつくる――子どもの言葉を育てるための授業の創造
3 子どもへの共感と感動
4 子どもたちへの誠実さ
5 小学校の実践から幼児期における「教育」のあり方を考える
第9章 現代の保育現場の抱える課題
1 多様性・公平性のなかで展開される保育実践のあり方について
2 特別な支援が必要な子どもと家族のための保育実践について
3 保育者としての質を向上させるために
第10章 保育者の専門的成長を考える――諸外国が捉える「保育の質」の観点から
1 「保育の質」について考える
2 専門家としての保育者であり続けるために
3 保育の専門家として成長し続けるために
清水 陽子[シミズ ヨウコ]
2017年1月現在 九州産業大学教授
門田 理世[カドタ リヨ]
2017年1月現在 西南学院大学教授
牧野 桂一[マキノ ケイイチ]
2017年1月現在 東亜大学客員教授
松井 尚子[マツイ ナオコ]
2017年1月現在 東亜大学教授
目次
第1章 先達に学ぶ保育実践と保育のあゆみ
第2章 「保育者」をめざすあなたへ
第3章 人と関わる力を育てる
第4章 環境に関わり生きる力を育てる
第5章 子どもとともに生活する
第6章 「保育現場」の求める保育者の専門性
第7章 共生の時代の保育者をめざして
第8章 小学校の実践から幼児期における「教育」のあり方を考える
第9章 現代の保育現場の抱える課題
第10章 保育者の専門的成長を考える―諸外国が捉える「保育の質」の観点から
著者等紹介
清水陽子[シミズヨウコ]
九州産業大学教授
門田理世[カドタリヨ]
西南学院大学・大学院教授
牧野桂一[マキノケイイチ]
東亜大学客員教授、大分こども発達支援研究所所長
松井尚子[マツイナオコ]
東亜大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。