内容説明
社会経済学的視点からサードセクターの事業形態や機能を幅広く検証し、その現代的意味を概説している。福祉国家との係わりや市民的公共圏における役割、市場システムとの関係など、サードセクターを俯瞰的に理解する。
目次
第1章 サードセクター事業体の発展過程とその類型
第2章 サードセクター研究におけるアメリカとヨーロッパ
第3章 サードセクター事業体とガバナンス問題
第4章 サードセクター事業体の事業領域と事業資金
第5章 サードセクター事業体と同型化問題
第6章 非営利事業体の主体均衡とその社会的意味
第7章 サードセクター事業体の存在理論
第8章 福祉国家の危機とサードセクターの台頭
第9章 社会権の再定義とサードセクター
第10章 社会的合意形成とサードセクターの役割
第11章 社会的価値観の変容とサードセクターの台頭
著者等紹介
向井清史[ムカイキヨシ]
1949年和歌山県新宮市生まれ。1974年早稲田大学法学部卒業。1976年名古屋大学大学院農学研究科修士課程修了。名古屋大学農学部助手、同大学大学院生命農学研究科助教授、名古屋市立大学大学院経済学研究科教授を経て、名古屋市立大学大学院経済学研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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