内容説明
政治学とはいかなる学問か。古代から人間社会にとって政治は不可欠であり、多くの人々が思索を重ねてきた。その成果とも言える政治学は、大きく規範理論と実証理論に分けることができる。本書では、実証理論に第一義的な関心をもちながら、政治理論の全体像の構築を目指し、かつ実証政治学の主要な分野ごとの最先端の学術的知見と斬新な将来構想をまとめる。
目次
第1部 比較政治の理論(市民と国家の関係;計量政治の視点)
第2部 国際関係の理論(国際関係論の理論と展開;地球政治の秩序形成論理;世界秩序の弁証法)
第3部 日本の政治学(日本政治学の展開;日本の政治文化;グローバリゼーションと文化的ナショナリズム;日本における国際関係論―より国際的な学問を目指して)
著者等紹介
猪口孝[イノグチタカシ]
1944年新潟県生まれ。1974年マサチューセッツ工科大学大学院政治学博士号取得。上智大学外国語学部助教授、東京大学東洋文化研究所教授、国際連合大学上級副学長、中央大学法学部教授などを経て、新潟県立大学学長、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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