内容説明
私たちのまわりには、いろいろな微生物がいます。ウイルスや細菌、真菌と呼ばれるものたちです。微生物たちはとても小さく、ほとんどは眼で見ることができません。しかし、微生物によって私たちは病気になりますし、微生物を利用して、私たちはお酒やみそをつくっています。また、微生物が話題にならない日はないくらい、ニュースなどで取りあげられています。そのような微生物と人のかかわりや微生物のつくり、また、個性豊かな微生物のすがたをイラストとわかりやすい文章で解説しています。さあ、ふしぎでおもしろい微生物の世界をのぞいてみましょう。
目次
第1章 ヒトと細菌(最初に微生物を見たのはだれ?;世界を変えた小さな生物たち;多くの命を救った細菌学者たち;細菌を研究した日本人)
第2章 これが細菌だ(細菌のつくり;細菌の分類;細菌の増えかた・増やしかた;善玉菌と悪玉菌;細菌の感染を予防する;ヒトの役に立つ細菌たち)
第3章 細菌のすがた(口から感染する細菌;食中毒をおこす細菌;呼吸器へ感染する細菌;接触で感染する細菌;昆虫や動物から感染する細菌;ヒトの体の中や外にいる、悪玉菌と善玉菌)
著者等紹介
北元憲利[キタモトノリトシ]
1951年生まれ。山口大学農学部獣医学科卒業。大阪大学大学院医学研究科修了。医学博士。現在、兵庫県立大学環境人間学部教授。日本ウイルス学会(評議員)、日本環境学会(幹事)、日本感染症学会などに所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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