内容説明
就任一年半余りで権力基盤を固めた習近平の中国は何を狙っているのか?ますます混迷を深める東アジア情勢の向かう先とは。新疆ウィグル族問題、尖閣諸島問題、北朝鮮ミサイル発射、習‐オバマ会談など―政治、経済、外交の多方面から二〇一二年~一三年の中国動向をとらえ、分析する。元讀賣新聞論説委員がおくる、動きつづける中国の現在を切り取る「シリーズ・チャイナウォッチ」待望の第二弾。
目次
第1章 経済成長鈍化への対応を迫られる党指導部
第2章 さざ波立つ米中と緊密度増す中露
第3章 習氏を党総書記・軍事委主席に選出、胡氏は完全引退
第4章 始動した習近平政権は対日強硬姿勢を貫く
第5章 「遠交近攻」外交を目指す習政権
第6章 権力集中を強める習近平一極体制
著者等紹介
濱本良一[ハマモトリョウイチ]
1952年名古屋市生まれ。東京外国語大学外国語学部中国語科卒。讀賣新聞ジャカルタ特派員、上海特派員、北京特派員、香港支局長、中国総局長、調査研究本部主任研究員、米カリフォルニア大学バークレー校ジャーナリズム太学院非常勤講師、論説委員(中国&東南アジア担当)などを務める。現在、国際教養大学グローバル・スタディズ課程教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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