内容説明
グローバル化はフラットな世界をもたらしているのか。今日、生産・流通・消費のいずれの分野でも世界の隅々までネットワークが張り巡らされ、それにつれて政治のあり方にも質的な変化が引き起こされるようになってきた。本書では、グローバル化という現象を文明システムにまで掘り下げて検討し、世界の主要国で起こっている複雑な現実を解明することによって、来るべき世界(あるいはこれからの国際政治)への展望を探る。
目次
第1章 経済グローバル化と文明システム
第2章 EUの東アジア共同体
第3章 新しい「大国」インド
第4章 グローバル時代の国家と経済―中国とインド
第5章 近代国家の黄昏によせて
第6章 市場化をめぐる動きと政治文化―ロシアと日本を手がかりとして
著者等紹介
木村雅昭[キムラマサアキ]
1942年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。京都大学大学院を経て、京都大学大学院法学研究科教授。同研究科定年退職後、京都産業大学世界問題研究所所長。現在、京都産業大学法学部客員教授、京都大学名誉教授、京都大学法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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