内容説明
環境考古学の創始者、安田喜憲。花粉分析により文明と環境の関係を解き明かすという、新たな学問分野を開拓できた要因はどこにあるのか。本書では、学問の面白さに目覚めた幼少期から、仙台での学生生活、不遇な研究生活を述べたうえで、いかにして環境考古学を打ち立てていったかを述べ、未来の文明のあり方について見通しを示す。
目次
第1章 三つ子の魂百まで(同時代性の認識;命の連鎖を繋ぐ;人を呪わば穴二つ;風土的過去を背負って生きる;幼少時代に人生の核心は形成される;日本の漂流第三の危機の時代を生きる)
第2章 東北の森と海に救われた(自己否定の時代;東北の森と海に救われる;学問への憧憬;師を変えたら不遇の学問的生涯を送る)
第3章 ラクダの時代(広島大学時代;環境考古学の誕生;生命観の相違を無視した学問との対決;地中海文明の研究;地獄で聞いた仏の声)
第4章 ラクダからライオンになった(朝日が昇ってきた;文明と環境プロジェクト;長江文明の探究;国際日本文化研究センター)
第5章 年縞の発見と環境考古学の新たな展開(気候変動研究の画期;年縞が解明する新たな歴史;地震予知に画期)
終章 これからの目標
著者等紹介
安田喜憲[ヤスダヨシノリ]
1946年三重県生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程退学。広島大学助手、国際日本文化研究センター教授などを経て、東北大学大学院環境科学研究科教授、富士山世界遺産推進担当参与、国際日本文化研究センター名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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