内容説明
父なし子の精神史という視点からホーソーン文学と十九世紀アメリカ精神に迫り、「孤児の時代」としてのアメリカン・ルネサンスとその文学の実相を浮き彫りにする。
目次
序章 ホーソーンと孤児の精神史
第1章 孤児の風景―三つの短編小説から
第2章 アメリカン・ロマンスという「空間」―「税関」と父親の影をめぐって
第3章 『緋文字』と「父親」の誕生
第4章 『七破風の屋敷』―モールの呪いと近代の神話
第5章 詩的言語の理想郷―『ブライズデイル・ロマンス』論1
第6章 ホーソーンと心霊主義―『ブライズデイル・ロマンス』論2
第7章 カトリシズムの誘惑と救済―『大理石の牧神』をめぐって
著者等紹介
成田雅彦[ナリタマサヒコ]
1959年秋田県生まれ。1987年立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1989年米国ブラウン大学大学院修士課程修了。1997年米国ケント州立大学大学院博士課程修了。Ph.D.現在、専修大学経営学部・大学院文学研究科教授。日本ナサニエル・ホーソーン協会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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