出版社内容情報
基軸通貨ドルを武器に「100年に1度の危機」をも乗り越えようとするアメリカ。弱肉強食の世界で、日本経済は、浮上することができるのか。
内容説明
金本位制を捨て、ペーパーマネー化することで、米国は未曾有の繁栄を謳歌した。バブルを引き起こしては破裂させ、資金を自国に還流させる仕組みを作り上げたのだ。今、「百年に一度の危機」に際して、彼らはドルを刷りまくり、究極の借金棒引き策に出ようとしている。つねにドルに隷属してきた日本の運命は。
目次
第1章 9・11テロ―誰かが知っていた
第2章 サブプライム―グリーンスパンの役割
第3章 プラザ合意―借金棒引きのからくり
第4章 ペーパーマネー―貨幣とは何か
第5章 基軸通貨国の戦略―ブレトン・ウッズ体制からニクソン・ショックへ
第6章 ペトロドルVS.ペトロユーロ―原油がドルを保証した
第7章 ドル帝国への資金還流―グローバル化の罠
第8章 ドル暴落後の世界―現物資産本位制復活のシナリオ
著者等紹介
岩本沙弓[イワモトサユミ]
金融コンサルタント・経済評論家。1991年東京女子大学卒業後、日・米・加・豪の大手金融機関にて外国為替(直物・先物)、短期金融市場を中心にトレーディング業務に従事。銀行在籍中、青山学院大学大学院国際政治経済学科修士課程修了。日本経済新聞社発行のニューズレターに7年間、為替見通しについて執筆。国際金融専門誌「ユーロマネー誌」のアンケートで為替予想部門の優秀ディーラーに選出。現在、為替・国際金融関連の執筆・講演活動の他、国内外の金融機関勤務の経験を生かし、英語を中心に私立高校、及び専門学校にて講師業に携る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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