コモンズからの都市再生―地域共同管理と法の新たな役割

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  • サイズ A5判/ページ数 287p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623064304
  • NDC分類 318.7
  • Cコード C3032

内容説明

山野海川の資源分析を中心に発展したコモンズ理論の分析枠組を都市の小公園、集合住宅、景観、観光資源といった都市のコモンズ財、地方公共財に応用。実態調査に基づき、都市でのよりよいコモンズづくりやその維持管理のあり方についての制度設計を提示する。内外の研究蓄積や政策科学のアプローチも踏まえた、法社会学と実践を結ぶ画期的一書となる。

目次

第1章 コモンズからの都市へのアプローチ
第2章 コモンズ研究のための法概念論
第3章 コモンズとしての児童公園の可能性
第4章 身近な公園のプライヴァティゼーション―米英仏と日本の民設公園制度の比較
第5章 まちなか居住とマンション・コミュニティ―コミュニティ運営の成立条件
第6章 景観規制の執行・受容過程とコモンズ論―京都市における屋外広告物規制条例を事例として
第7章 コモンズを活かすために―研究の総括と法理論への展望

著者等紹介

高村学人[タカムラガクト]
1973年石川県金沢市に生まれる。1995年早稲田大学法学部卒業。1997年同大学大学院法学研究科修士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、エコール・ノルマル・シュペリゥール・ドゥ・カシャン客員研究員、東京都立大学法学部助教授を経て、立命館大学政策科学部准教授。博士(法学)、専門社会調査士。主著に『アソシアシオンへの自由―“共和国”の論理』(勁草書房、2007年、渋沢クローデル・ルイヴィトンジャパン特別賞および日本法社会学会奨励賞を受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶ケーキ

0
前半ではオストロムのコモンズ論と法社会学の法理論を統合し、後半では団地や公園の管理の実証。特に前半が面白かった。2017/02/24

kyokasyotalk080

0
大学の時にこの人の講義を受けたことがある。 本当に、本当にざっくりと言うと「集団の中で暗黙の了解として存在するルールとかを様々なサンクションや運営方法を決めて、執行する際の取り決めもやってくとその集団の中で議論が生まれていい管理につながらない?」みたいな感じだった。 マンションの例は調査値が私の地元であり様々な感銘を受けた。しかしながら、マンションの住環境はある一定を下回らない限りは人はそれほど気にかけないし、高いマンションの住人たちは住環境の悪化が進んだ場合その場を離れることができるのでは?と思った。2020/04/01

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