内容説明
美貌ゆえの運命に抗いながら、女として母として、そして歌人として精一杯生きた生涯を、歌人でもある著者が遺された四千首の歌から丹念にたどる。
目次
序 涙の海―『とはずがたり』の二条と原阿佐緒
第1章 塩屋のおごさん
第2章 歌の道へ
第3章 歌人として
第4章 母の恋
第5章 聖女と妖婦
第6章 紫花山房
第7章 あけみの唄
第8章 糸吐く蚕
終 笹倉山の蝶
著者等紹介
秋山佐和子[アキヤマサワコ]
1947使山梨県生まれ。1970年國學院大學文學部文學科卒業。岡野弘彦に師事。1974年岡野弘彦主宰の『人』短歌会入会。2003年『玉ゆら』創刊。現在、『玉ゆら』主宰。日本歌人クラブ中央幹事、現代歌人協会会員、日本文藝家協会会員。『歌ひつくさばゆるされむかも―歌人三ヶ島葭子の生涯』TBSブリタニカ(現阪急コミュニケーションズ)、2002年、(第一回日本歌人クラブ評論賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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