内容説明
映画はいかに「身体」を描いてきたのだろうか。網状のテクスト/コンテクストの中で、キメラの如く変化する映画と身体との複層的関係を、8つの角度から分析する。
目次
第1章 運動家ゴダール―スポーツ、身体、メディア
第2章 “ポストコロニアル”ブルース・リー―カンフー映画における身体・マスキュリニティ表象をめぐって
第3章 カウボーイと石鹸の香り―ハリウッド映画における男性の入浴シーンについて
第4章 ブラックスプロイテーション映画のアクション・ヒロイン―パム・グリアとタマラ・ドブソンの身体をめぐって
第5章 白い身体、黒い肉体―『青い山脈』と『キクとイサム』における占領のイメージ
第6章 命短し芸は長し―市川雷蔵 銀幕に生き続ける身体
第7章 アメリカ戦中ミュージカル映画の系譜―進軍とアメリカーナ
第8章 メイル・ボディの誘惑―ニューシネマ、身体、ポルノグラフィ
著者等紹介
塚田幸光[ツカダユキヒロ]
1971年茨城県生まれ。立教大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程後期課程満期退学。防衛大学校外国語教育室准教授などを歴任。現在、関西学院大学法学部・大学院言語コミュニケーション文化研究科教授。映画学、表象文化論、アメリカ研究専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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