内容説明
東アジア経済は1997年の金融危機も乗り越え、目覚しい発展を遂げてきた。では、その経済発展の担い手である企業はどのようなビジネスモデルを採っているのだろうか?本書は、東アジア企業を国・地域別(韓国、台湾、中国、ベトナム、タイ)に特徴づけるとともに、職能および企業形態(人事・労務、生産システム、CIO、マーケティング、中小企業)の側面からも捉え、立体的にその特徴を明らかにしようとするものである。
目次
東アジアにおけるビジネスモデル
第1部 国・地域別編(韓国―財閥の形成、発展、諸問題;台湾―黒子に徹するIT企業群;中国―重層構造から読み解くビジネスモデル;ベトナム―発展途上国から中進工業国への離陸;タイ―多様性社会と日系企業)
第2部 職能・企業形態別編(人事・労務―東アジアにみる成果主義の諸相;生産システム―日中企業の製品アーキテクチャ;CIO―中国における現状と課題;マーケティング―東アジアの経営環境と市場の多様性を軸として;中小企業―東アジア8カ国・地域の課題)
東アジアにおける企業経営の展望
著者等紹介
中川涼司[ナカガワリョウジ]
1960年生まれ。大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程満期退学。現在、立命館大学国際関係学部教授、博士(国際関係学、立命館大学)
高久保豊[タカクボユタカ]
1964年生まれ。慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、日本大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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