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ミネルヴァ日本評伝選
林忠正―浮世絵を越えて日本美術のすべてを

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  • サイズ B6判/ページ数 383,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623054121
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0371

内容説明

林忠正(一八五三~一九〇六)は在仏二十五年の美術商。日本美術を海外に紹介し、印象派の作品を初めて日本にもたらした。一九〇〇年パリ万博の事務官長も務め、輸出貿易にも心を尽す。その見識は祖国では全く理解されず、浮世絵を流出させた“国賊”とまで言われた。初めて、その実像を多角的に描く。

目次

生い立ちから渡仏まで
一八七八年パリ万国博覧会
開店まで
美術店を開く
パリと浮世絵
浮世絵の時代
失われた時を求めて
印象派と日本
シカゴ・コロンビア世界博覧会と「十二の鷹」
エドモン・ド・ゴンクールとS.ビング
一九〇〇年パリ万博展覧会
別離と死

著者等紹介

木々康子[キギヤスコ]
1929年生まれ。東京女子大学に学ぶ(歴史・哲学専攻)。一貫して、知識人を中心に「日本の近代とは何か」を主題として描いている。著書に『蒼龍の系譜』(第17回田村俊子賞受賞)(筑摩書房、1976年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kh_0924

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ビングやゴンクールなど、19世紀末のパリの日本美術コレクターと林のやりとりが興味深い。著者が林の孫の奥さんだけあって、「浮世絵をさばいて金儲けをした」という林像は周囲のやっかみや無知による虚像であることが強調されている。「恩知らず」黒田清輝に対するdisも興味深い(笑)。林本人はともかく、著者自身も浮世絵への評価が基本的に低いのはちょっと残念。2009/10/27

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