出版社内容情報
格差・リスク・グローバリゼーションなどが取り沙汰されるなか,「共生の社会哲学」から,新しいボランティア論を提示する。
内容説明
いま、なぜボランティアか!人と社会の本質を社会哲学から捉え、新たな「連帯」を模索する渾身の一冊。
目次
序章 ボランティア論―社会哲学による基礎付け
第1章 現代社会とボランティアの歩み―互助的精神の歴史的展開
第2章 福祉社会とボランティア―共生の主体とサポート
第3章 意味、シンボル、ボランティア―中国ハンセン病村における活動
第4章 直観的つながりとボランティア
第5章 地域コミュニティとボランティア―開かれた地域性とまちづくり
第6章 防犯とボランティア―リスク社会における防犯ボランティアの意義
第7章 コミュニティ再生とボランティア―創造的ボランティアと持続可能なコミュニティの形成
第8章 環境問題とボランティア―人と自然との連帯の回復へ
著者等紹介
田村正勝[タムラマサカツ]
1968年早稲田大学第一政治経済学部卒業。1974年同大学院経済学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授。専攻:経済政策、社会哲学。経済学博士(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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