出版社内容情報
理論経済学の大家にして、経済学史にも造詣深い著者が、様々な経済理論や論争を読み解く。歴史のなかの経済学の最新論文集。
目次
第1部 古典派経済学―揺籃期の経済学(アダム・スミスの分業と構造的変化;アダム・スミスと不均衡経済理論;ミルはソーントンに如何に答えるべきであったか;国際貿易理論史上の二問題)
第2部 限界革命―現代経済学の先駆(チューネンはなにを最大化したのか?;クールノー入門;マーシャルは生産者余剰を忘れたのか?;マーシャルの部分均衡論と生産者余剰)
第3部 日本の経済学―輸入から輸出へ(二十世紀の日本における一般均衡理論;一橋におけるマーシャル研究;柴田敬と勢力対市場の問題、ひとつの補遺的覚書;森嶋通夫教授と投資関数)
第4部 自分史―偉人たちとの対話(均衡の安定性:四十余年後の回顧;初期根岸定理の気がつかなかった先行者たち)
著者等紹介
根岸隆[ネギシタカシ]
日本学士院会員。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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