出版社内容情報
被虐待児との関係づくりのために愛着理論をどのように臨床に活かせばよいのかを、事例に基づきながら解説する。
内容説明
子ども虐待の問題が年々深刻さを増し、適切な援助が求められる今、「愛着」に関する知見を臨床に活用することが必要とされている。本書は、虐待を受けた子どもたちへのケア、養育者・援助者への支援、子どもと養育者・援助者との関係づくりなどのために、愛着に関する理論や研究成果を臨床にどのように活かせばよいのかを、具体的な事例やプログラムなども示しながら考察する。
目次
第1章 愛着臨床とは
第2章 愛着臨床研究の歴史
第3章 愛着上の課題とは
第4章 修復的愛着療法とは
第5章 事例(愛着上の課題を持つ子どもへの適用)
第6章 養育者(親を含む)の愛着ペアレンティング
第7章 愛着理論に基づく夫婦へのアプローチ
第8章 児童福祉施設における養育者と子どもとの愛着形成
第9章 愛着形成と援助者(養育者)支援―「共感疲労」の観点から
第10章 愛着臨床と解離
第11章 日本における愛着臨床の展開
著者等紹介
藤岡孝志[フジオカタカシ]
1958年生まれ。1987年九州大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、日本社会事業大学社会福祉学部福祉援助学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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