内容説明
近年熾烈さを増すグローバル競争の中で、東アジア各国の大企業は「国際競争力の涵養」をスローガンに、企業統合と企業組織再編戦略の梃子として持株会社を活用しはじめた。本書は、経済発展のステージを異にする東アジア各国の持株会社の実態を実証的に明らかにすることによって、近年の経済的興隆の原因の一端を照射する。
目次
第1章 日本の持株会社問題
第2章 韓国財閥と持株会社
第3章 韓国の金融構造改革と金融持株会社
第4章 「持株会社天国」としての中国―市場経済化のなかの国有持株会社の役割
第5章 中国企業の組織再編と持株会社
第6章 台湾の金融持株会社―金界再編とファミリー・ビジネスの拡大
著者等紹介
下谷政弘[シモタニマサヒロ]
1944年金沢市に生まれる。1974年京都大学大学院経済学研究科修了。現在、福井県立大学経済学部教授、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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