アメリカのシンクタンク―第五の権力の実相

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  • サイズ A5判/ページ数 221,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623051328
  • NDC分類 317.953
  • Cコード C3031

出版社内容情報

電子政府の登場という新しい情報環境のなかで,シンクタンクが情報プロセッサーとしての役割を果たし,アメリカ政治にいかに影響を与えているようになってきたかを概観する。

内容説明

「第五の権力」とも呼ばれる、アメリカのシンクタンク。その政策への影響力が絶大であることは広く知られているが、実際にどのような構造・機能を有するのか、日本ではほとんど知られていない。本書は、デジタル・ネットワーク、電子政府の登場という新しい情報環境のなかで政治情報がいかに流通するようになってきたか、また情報プロセッサーとしてのシンクタンクがその中にどのように関わり、影響を与えているのかを分析する。激動のアメリカ政治の裏側では、一体何が起こっているのか。今、ニュースの世界の背景に迫る。

目次

第1章 デジタル・ネットワーク時代の政治情報
第2章 「電子政府」による情報環境の変化
第3章 シンクタンクの構造と機能
第4章 シンクタンクの経営戦略
第5章 シンクタンクとマス・メディア
第6章 情報プロセッサーとしてのシンクタンク
終章 電子政府とシンクタンク

著者等紹介

横江公美[ヨコエクミ]
1965年名古屋生まれ。1989年明治大学経営学部卒業。1994年松下政経塾(15期生)に入塾。プリンストン大、ジョージ・ワシントン大客員研究員、ヴォート・ジャパン取締役社長を経て、2005年千葉商科大学大学院博士課程政策研究科単位取得退学。博士(政策研究)。現在、明治大学非常勤講師、「PACIFIC21」代表。政策、研修企画、広報戦略などのコンサルティングを行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Moloko

2
アメリカのシンクタンクがどのように発展し、どのようなタイプや傾向があるかについて、シンクタンクがどうメディアで取り上げられ、どのような手段で収益を上げているかの分析や、大手のシンクタンクの歴史や個別の戦略を取り上げたもの。日本との違いは、政策形成における重要な情報が電子政府化の推進でオープンになっていて、メディアもシンクタンクを情報のプロセッサーとして利用していると指摘している。私の感想では、アメリカとの大きな違いは、日本では政策形成の根本が閉鎖的で、政権交代による政府高官の出入りがあまりないことかと。2016/11/19

takuya

1
保守 共和党寄りのヘリテージ財団はメロン・スカイフが大口パトロン。民主党寄りアメリカ進歩研究センター(CAP)を設立。ソロスの政治への関与が気になる。2015/02/21

人工知能

1
アメリカの政策を語る上でシンクタンクはマスメディアと同じく無視できない存在で、なぜそこまで存在感を得るようになったのかを概観。アメリカのシンクタンクがどのような人で構成されているのかを知れてよかった。アメリカの政府が、膨大な生の議事録やスピーチをネットに公開するようになり、それをわかりやすい形にして一般市民に伝えるにはシンクタンクの研究員が適任だったという主張。2014/12/06

orange

0
アメリカではシンクタンクと国策がシンクロしていることが読み取れて面白い。メディアのあり方に疑問を抱いている方は一読の価値があると思う。良書2010/12/14

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