出版社内容情報
知的障害者とチョークをつくって50年──。日本でいちばん大切にされる会社をつくった経営者が教える、シンプルで深い「生き方」18のメッセージ。
「自己実現」という言葉が世にあふれています。しかし、私は「こういう自分になりたい」と思ったことはありません。どうすれば人の役に立つことができるか──。これを考え続けた人生でした。そして、気がづいたら、いろいろな方に応援される「幸せな自分」がいました。だから、私はあまり「自分が、自分が」と考えない方がいいと思うのです。
【著者紹介】
1932年東京生まれ。日本理化学工業(株)会長。1960年、はじめて知的障害者を雇用して以来、一貫して障害者雇用を推し進めてきた。現在、74人の社員のうち53人が知的障害者(障害者雇用率約7割)。『日本でいちばん大切にしたい会社』で紹介され話題に。2009年渋沢栄一賞を受賞。
内容説明
利他とは、人の役に立つこと。その積み重ねが、幸せな自分をつくる。―知的障害者に導かれて、「日本でいちばん大切にしたい会社」をつくった経営者の心温まるメッセージ。
目次
第1章 何千年たっても変わらないこと(お釈迦さまの知恵。;人間の究極の幸せ。)
第2章 誰かの役に立ってこそ、幸せ(待つことで、人は必ず成長する。;幸せこそ、人を成長させる原動力。 ほか)
第3章 「利他の心」が人生を拓く(人のために動くから、「働」と書く。;そばにいる人の役に立つ。それが、生きる原点。 ほか)
第4章 「幸せな自分」をつくる(一隅を照らす。;逆境を受け入れ、それを最大限に生かす。 ほか)
終章 誰もが働ける、幸せな世界を
著者等紹介
大山泰弘[オオヤマヤスヒロ]
1932年東京生まれ。中央大学法学部卒業後、病身の父の後を継ぐべく日本理化学工業(株)に入社。専務として実質的に経営に携わる。1974年、社長に就任(2008年に会長)。翌1975年には、川崎市に日本初の知的障害者多数雇用モデル工場を建設。現在、74人の社員のうち55人が知的障害者(障害者雇用割合約74%)。製造ラインをほぼ100%知的障害者のみで稼動できるよう、工程にさまざまな工夫を凝らしている。こうした経営が評価され、2009年、渋沢栄一賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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