出版社内容情報
心理学、医学など多くの対人サービスにおいて有用なジェノグラムを、ケネディやフロイトなど有名な家族の実例を用いて解説します。
内容説明
ジェノグラム(関係を書き入れた家系図)は臨床実践の場で、アセスメントや介入の基礎資料として進化してきました。今では、精神医学、臨床心理学、ソーシャルワークや司法臨床の分野で、なくてはならない武器となっています。本書ではフロイトやルーズベルト、英国王室、ヘンリィ・フォンダ、エリザベス・テイラーなど著名人家族の興味深い家系図を探りながら、また実際の臨床例でのジェノグラムの書き方の具体例を示すことで、浮上してくるアセスメントや介入の要点を見せてくれます。
目次
第1章 ジェノグラム:家族システムを図式化する
第2章 ジェノグラムの展開による家族パターンの追跡
第3章 ジェノグラムから家族構造を読む
第4章 家族における三角関係などのパターン
第5章 家族の役割・機能・バランス・レジリエンス・資源を査定する
第6章 ジェノグラムを用いたライフサイクルによる家族の追跡
第7章 ジェノグラムの臨床応用
第8章 家族研究におけるジェノグラムの利用
付録
著者等紹介
石川元[イシカワゲン]
1948年名古屋市生まれ。1976年東京慈恵会医科大学卒。児童精神科医。浜松医科大学附属病院在任中、描画療法と家族療法の普及に貢献し各学会を設立。その後、米国国立精神保健研究所精神疾患遺伝学部門招聘研究員を経て、香川大学医学部附属病院子どもと家族・こころの診療部教授
佐野祐華[サノユカ]
1982年香川県生まれ。2004年広島大学医学部保健学科卒。作業療法士。2004年財団法人大西精神衛生研究所付属大西病院に勤務。同年より香川大学医学部附属病院子どもと家族こころの診療部。作業療法士を併任
劉イーリン[リュウイーリン]
1962年台湾生まれ。1992年琉球大学医学部医学科卒。小児科医。1992年琉球大学小児科講座入局。2004年カンボジアで医療ボランティア活動。現在、那覇市立病院小児科勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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