内容説明
江戸里神楽の世界に深く息づくさまざまな神楽面。おかめ、ひょっとこ、大黒天、うづめ、翁、猿田彦、鬼などを豊富なプロセス写真で、木取りから彫り方・彩色までこまかに伝授する。
目次
第1章 序論(神楽の沿革;江戸里神楽の伝承)
第2章 準備篇(神楽面を彫るにあたって;材料と道具の使い方 ほか)
第3章 実技篇(おかめ;ひょっとこ ほか)
第4章 参考篇(延寿近作面集;古面集)
著者等紹介
中村延寿[ナカムラエンジュ]
大正二年(1913)、東京・京橋に彫刻看板師の長男として生れる。13歳の頃より看板技術の見習修行に入り、後に漆塗りの技術をも習得して、昭和8年、台東区神吉町に店舗を構える。昭和16年出征。昭和22年復員後、彫刻看板業では生計が成り立たず、24年には蕎麦屋「延寿庵」を開業。営業の傍ら、好きな神楽を舞い、独学で神楽面を彫り始める。昭和35年より川口市に移り住み、「延寿庵」を長男に任せ、面作り一筋。群炎美術協会委員、埼玉県里神楽保存会運営委員、埼玉県面協会技術顧問、東京都葛西囃子睦会常任相談役などを務め、広く神楽の後継者育成に力を注いだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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