内容説明
本書は、2005年~2007年の3年間にわたって日独の研究者グループによって行われた共同研究の成果をまとめたものである。日独の社会保障制度の共通点・相違点を十分踏まえた上で、医療・介護・年金の3領域からドイツモデルの持続可能性と日本の改革の方向性について検討を行い、いまだ明確になっていない新しい連帯と競争の形の要素を提示する。
目次
日独社会保障の特徴
第1部 医療(医療システムのマクロ評価;医療サービス供給体制;医療と介護の連携)
第2部 介護(介護サービスの質と新しいサービスモデル;介護保険の財政;職業的介護労働に関する雇用環境)
第3部 年金(公的年金制度の持続可能性;高齢期の貧困防止および家族と年金制度;非典型労働者の増加と年金制度の対応)
新しい連帯と競争の形―ドイツモデルの行方
著者等紹介
土田武史[ツチダタケシ]
1943年生まれ。1971年早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、早稲田大学商学学術院教授。博士(商学、早稲田大学)
田中耕太郎[タナカコウタロウ]
1950年生まれ。1974年京都大学法学部卒業。現在、山口県立大学社会福祉学部教授
府川哲夫[フカワテツオ]
1950年生まれ。1974年東京大学理系大学院修士課程修了。1998年保健学博士(東京大学)。現在、国立社会保障・人口問題研究所社会保障基礎理論研究部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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