内容説明
特定の理論や技法にこだわらず、クライエント一人ひとりの現実・生活に合わせて、多面的なかかわり方を工夫する心理的援助のあり方を考える。
目次
臨床心理学
統合的心理臨床
アセスメント
発達障害の心理臨床
学童期の心理臨床
青年期の心理臨床
中年期の心理臨床
老年期の心理臨床
司法・矯正領域における心理臨床の展開
児童養護施設における心理臨床の展開
病院における心理臨床の展開
特別支援教育における臨床心理学的理解と教育実践の展開
著者等紹介
村瀬嘉代子[ムラセカヨコ]
大正大学人間学部教授
佐藤隆一[サトウリュウイチ]
大正大学人間学部准教授
廣川進[ヒロカワススム]
大正大学人間学部准教授
藤川浩[フジカワヒロシ]
大阪家庭裁判所主任家庭裁判所調査官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カラ崎検査官
1
「統合的心理臨床」とは言っても、何か特別なことをせよということではなく、あくまでも「Clに役立つものは何か?」という基本的な視点が大切であることを教えていただけました。放送大学テキストの「新訂 臨床心理学特論」と項目は似てますが、理論中心のあちらに対してこちらは実践寄りの内容で、合わせて読みたい本です。自分のような初学者には助かる内容です。2015/12/27
眠り猫
0
様々なケースへの臨床心理の応用事例が示され、理解しやすかった。一方紙面の都合で比較的短期間に解決した事例が多かったため、解決のため色々な理論、方策を用いて思考錯誤した事例の取り上げがあるとより理解が深まったと思う。 2021/09/01