内容説明
ヴァージニア・ウルフは、ちっともこわくなんかない。激動のイギリスを生きた女性作家・ウルフの透徹したまなざし。
目次
1 ヴァージニア・ウルフの世界への招待(ヴァージニア・ウルフの生涯;新しい文学の創生へ)
2 一九二〇年代のイギリスと『ダロウェイ夫人』(都市を歩くこと―『ダロウェイ夫人』における文化と意志;『ダロウェイ夫人』と帝都―ロンドンの記憶はいかに喚起されたのか? ほか)
3 モダニズムの諸相(記憶の魔術と追憶のケルトの森―ブルームズベリ・グループおよび絵画との関連で;処女性、そして身体と欲望のセクシュアリティ―おおよそウルフらしからぬこと、あるいはいかにもウルフらしいこと)
4 読みの万華鏡(テクストの言葉は作者を裏切る―『ダロウェイ夫人』のレトリックを読む;死の影と戦う言葉―ウルフにおける生命力の言語表現の一体性;作家の視点から;『ダロウェイ夫人』と『めぐりあう時間たち』)
5 世界を歩くダロウェイ夫人―各国の受容(ポルトガルの『ダロウェイ夫人』;ピャトニツキー街の『ダロウェイ夫人』;オランダの『ダロウェイ夫人』)
著者等紹介
窪田憲子[クボタノリコ]
現在、都留文科大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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