内容説明
海外学術調査の成果に依拠しつつ、中国社会を素材とした変動の担い手の実証分析から、民衆の生活世界の復権にもとづく発展のあり方を模索するとともに、東アジアからの新たな社会構想を提示する。
目次
第1章 変動の担い手としての私営企業主
第2章 歴史にみる商人層と支配階級―歴史的・地理的な諸前提
第3章 私営企業の発展と調査地概況
第4章 私営企業主の類型とその形成過程
第5章 中間組織と国家行政
第6章 生活指針と民衆世界にみる地域性
第7章 変革アクターとしての意義と展望
著者等紹介
中村則弘[ナカムラノリヒロ]
1957年福井県福井市生まれ。1980年神戸市外国語大学外国語学部卒業。1981年から1982年まで、香港中文大学に留学。1987年から1988年まで、日本学術振興会特別研究員。1988年筑波大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程修了。社会学博士。1988年帯広畜産大学畜産学部専任講師、同助教授。1997年愛媛大学法文学部教授
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