出版社内容情報
「少年司法臨床のフェアネス」など新章を追加。
内容説明
「司法福祉」という術語を命名し提起してきた著者が、国民の司法活用の権利を実質化することを願って書きおろした、わが国初の「司法福祉論」。非行あるいは非行もどきの行動は、人間の成長発達の過程であり、乗り越えることができるという、子供たちへのかぎりない信頼感が本書に貫かれている。第12章「保護主義と少年警察活動」、第13章「少年司法臨床のフェアネス」の二章を新たに追加。
目次
司法福祉の意義と課題
英国司法福祉の発展―児童少年問題を中心に
英国司法福祉の現状と課題―福祉への苦悩
日本司法福祉の発展―少年司法を中心に
現代の非行問題と司法福祉
現代の少年審判と司法福祉
現代の矯正・保護と司法福祉
法律扶助と司法福祉
被害者援護と司法福祉
司法福祉の技術
司法福祉の「審判例」研究
保護主義と少年警察活動
少年司法臨床のフェアネス―「非行事実」問題を中心に
著者等紹介
山口幸男[ヤマグチサチオ]
1933年生まれ。1957年東京大学教育学部教育行政学科卒業。1961年British Council留学生(英国内務省レイナーハウス)。1975年Roma大学法学部刑事法研究科客員研究員。日本福祉大学大学院教授。博士(社会福祉学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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