出版社内容情報
明治から戦前までの日本児童文学への招待。
内容説明
明治維新から昭和初期にかけて出版された、子どものための科学読み物・知識読み物から理論書までを、各々見開きページで、あらすじ・読み方のポイント及びテキストの引用でコンパクトに紹介。
目次
一八六八~一八八七年(『訓蒙 窮理図解』福沢諭吉;『天変地異』小幡篤次郎 ほか)
一八八八~一九〇七年(『十日間世界一周』石井研堂;『少年之玉』三輪弘忠 ほか)
一九〇八~一九二七年(『御殿桜』尾島菊子;『赤い船』小川未明 ほか)
一九二八~一九三七年(『あゝ玉杯に花うけて』佐藤紅緑;『三つの宝』芥川龍之介 ほか)
一九三八~一九四五年(『おらんだ正月―日本の科学者達』森銑三;『咲きだす少年群』石森延男 ほか)
論理書(『お伽噺仕方の理論と実際』岸辺福雄;『童話及び児童の研究』松村武雄 ほか)
著者等紹介
鳥越信[トリゴエシン]
1929年兵庫県生まれ。児童文学研究者。早稲田大学卒業。岩波書店勤務、早稲田大学教授、大阪国際児童文学館総括専門員を経て、現在、聖和大学大学院教授
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感想・レビュー
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シルク
11
この本の編者である鳥越信を、大学のときの担当教官の先生は「こいつもデタラメばっかり書きよるけどよぉ」と仰っていた。まあ、書いてるものを色々読むと、量は多いけど、根拠とか情報源を明らかにしていない。だからかつての担当教官が「こいつデタラメばっかり」と言っていたのも、まあまあ、そうねぇ、と思う。けんど、この人のこの本は、割と好き。情報源があんま明らかにされていないから、一歩引いて読まなくては、と、心がける必要はあるけど、日本の児童文学史を総覧しようという時、この本は、分かりやすく魅力的な切り口を示してくれる。2023/10/14
御崎歩生@漫画依存症
0
市の図書館で借りました。卒論用です。2015/12/16
サチ
0
レポートの参考文献として。2020/05/20
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