Minerva人文・社会科学叢書
近代日本とドイツ―比較と関係の歴史学

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623037476
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C3322

目次

第1部 シンポジウム「比較と関係の歴史学―近代日本とドイツ」(日本からドイツへ、ドイツから日本へ―「異相」の探究;近代天皇制国家の特質―制度とイデオロギー;「後発国型近代化」概念の提唱;相互討論)
第2部 二つの近代―日本とドイツ(ビスマルクに欺かれた人々―ナポレオン三世、ヴェルターおよび山縣有朋;二つの企業エリート層の社会史的素描―二〇世紀初頭の日本とドイツ;シュリーフェン・プランと日独両国の参謀本部;鹿子木員信における日本精神とナチズム;平泉澄・マイネッケ・丸山眞男;戦後処理の日独比較)

著者等紹介

望田幸男[モチダユキオ]
1931年甲府市に生まれる。1958年京都大学文学部史学科卒業。1963年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。同志社大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Toska

5
近代ドイツ史を研究していたらいつの間にか日本との比較をやることになっちゃったんですよね、という編者(望田幸男)序章の述懐が味わい深い。明治以来、ドイツは日本のお手本であり続けたと同時に、英仏に比べると近代化の「落ちこぼれ仲間」的な側面もあり、どうしても比較の目で見られてしまう。この片思い的なドイツ観は、当のドイツ人にはどう受け止められているのだろう?よく日本の軍国主義とナチ政権が比較されるが、寧ろルーデンドルフ独裁との相似性が高いとの指摘は成程と思った。2022/12/05

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