出版社内容情報
【内容】
古代家父長制からポストコロニアルフェミニズムまで
家父長制・性別役割分担、平等・性差・性の自己決定――
男性=狩猟、女性=採集という性による分業が性の不平等に結びつくのは、人々が農耕を始め定住生活をするようになってからである。本書では、女性が辿ってきた歴史をさまざまなキーワードから考察し、これからの女性像を模索する。
【目次】
まえがき
I 近代前史
1 家父長制の創出
2 ギリシャ初期―女詩人と女神の創出
3 非キリスト教世界と女性観―規範と反証
4 前近代キリスト教世界の女性
II 近代から第二波フェミニズムまで
5 フランス革命とその影響
6 第一波フェミニズム
7 空想的社会主義からマルクス主義へ
8 バース・コントロールの思想―性と生殖の自由をもとめて
9 母性主義フェミニズム
10 第二波フェミニズムへの鼓動
11 第二波フェミニズムの始まり
12 レズビアン・フェミニズム
13 第二波フェミニズムの広がり
―中国と南アフリカのケース
III フェミニズムのいま
14 労 働
15 セクシュアリティ
16 エコフェミニズム
17 フェミニスト神学
18 ポストコロニアル・フェミニズム
19 平等か差異か―フランス・フェミニズム
あとがき
関連年表/索引
内容説明
古代から現代まで女性たちは両性の平等を求めてたたかってきた。そのたたかいの原動力となった思想の歴史をたどるとともに、今も生成の過程にあるフェミニズムを、労働、宗教、エコロジー、母性、ポスト・コロニアル、セクシュアリティなどを通して検証し、未来への展望をひらく。
目次
1 近代前史(家父長制の創出;ギリシャ初期―女詩人と女神の創出;非キリスト教世界と女性観―規範と反証;前近代キリスト教世界の女性)
2 近代から第二波フェミニズムまで(フランス革命とその影響;第一波フェミニズム;空想的社会主義からマルクス主義へ;バース・コントロールの思想―性と生殖の自由を求めて;母性主義フェミニズム;第二波フェミニズムの鼓動;第二波フェミニズムの始まり;レズビアン・フェミニズム;第二波フェミニズムの広がり―中国と南アフリカのケース)
3 フェミニズムのいま(労働;セクシュアリティ;エコフェミニズム;フェミニスト神学;ポストコロニアル・フェミニズム;平等か差異か―フランス・フェミニズム)
著者等紹介
奥田暁子[オクダアキコ]
1938年生まれ。女性史研究者。翻訳家。大学非常勤教員
秋山洋子[アキヤマヨウコ]
1942年生まれ。駿河台大学経済学部助教授
支倉寿子[ハセクラヒサコ]
1940年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部教授
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感想・レビュー
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サトゥルヌスを喰らう吾輩