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Minerva社会学叢書
民族関係における結合と分離―社会的メカニズムを解明する

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  • サイズ A5判/ページ数 761p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623035700
  • NDC分類 316.81
  • Cコード C3336

出版社内容情報

【内容】
国籍、人種、言語、宗教等――総じて民族――の「異質性」の増大は日本の社会を変えていくのだろうか。またどのように変わっていくことを望ましいと考えるのだろうか。複数の民族が共同する社会を、ここでは社会学的観点から「多民族コミュニティ」と呼ぶならば、それはいかなる条件の下で、どのような形式と内容において実現が可能か。本書は現代日本の社会状況と問題意識を背景として、「民族関係における結合と分離の社会的メカニズム」の解明を目的に、大阪都市圏の在日韓国・朝鮮人社会と日本人社会とを対象に行った調査の研究分析である。

【目次】
まえがき
序 章 民族関係の都市社会学(谷 富夫)
 第1部 世代間生活史法の試み 1――家族編
第1章 猪飼野の工場職人とその家族(谷 富夫)
第2章 同胞集住地域に住む家族(高畑 幸)
第3章 高学歴・専門職で生きる(山本かほり)
第4章 キリスト教信仰と家族生活(2 ――主題編
第5章 民族関係の結合メカニズム(二階堂裕子)
第6章 エスニシティ〈顕在―潜在〉のメカニズム(西田芳正)
第7章 生活倫理と職業倫理の持続と変容――集団主義再考(近藤敏夫)
第8章 在日韓国・朝鮮人の社会移動――移動パターンの析出と解釈(稲月正)
第9章 配偶者選択に見る民族関係――ジェンダーの視点(大束貢生)
第10章 祖先祭祀――世代間の関連と比較(中西尋子)
補 論 世代間生活史法と家族研究(藤澤三佳)
 第3部 地域社会の民族関係
第11章 民族集住地域の形成――大阪市生野区桃谷地区とその周辺(西村雄郎)
第12章 日本人住民の民族関係意識と民族関係量(稲月 正)
終 章 民族関係の可能性(谷 富夫)
あとがき
資料1 世代間生活史調査のための「基本的な質問項目」
資料2 世代間生活史調査のフェイス・シート
資料3 面接調査票
人名索引・事項索引

内容説明

国籍、人種、言語、宗教等―総じて民族―の「異質性」の増大は日本の社会を変えていくのだろうか。また、どのように変わっていくことを望ましいと考えるのだろうか。複数の民族が共同する社会を、ここでは社会学的観点から「多民族コミュニティ」と呼ぶならば、それはいかなる条件の下で、どのような形式と内容において実現が可能か。本書は現代日本の社会状況と問題意識を背景として、「民族関係における結合と分離の社会的メカニズム」の解明を目的に、大阪都市圏の在日韓国・朝鮮人社会と日本人社会とを対象に行った調査の研究分析である。

目次

民族関係の都市社会学
第1部 世代間生活史法の試み1―家族編(猪飼野の工場職人とその家族;同胞集住地域に住む家族;高学歴・専門職で生きる;キリスト教信仰と家族生活)
第2部 世代間生活史法の試み2―主題編(民族関係の結合メカニズム;エスニシティ「顕在‐潜在」のメカニズム;生活倫理と職業倫理の持続と変容―集団主義再考;在日韓国・朝鮮人の社会移動―移動パターンの析出と解釈;配偶者選択に見る民族関係―ジェンダーの視点;祖先祭祀―世代間の関連と比較;世代間生活史法と家族研究)
第3部 地域社会の民族関係(民族集住地域の形成―大阪市生野区桃谷地区とその周辺;日本人住民の民族関係意識と民族関係量)
民族関係の可能性

著者等紹介

谷富夫[タニトミオ]
1951年生まれ。1977年九州大学文学部卒業。九州大学大学院文学研究科を経て現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授(社会学)。博士(文学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。