出版社内容情報
【内容】
教育実習は、はじめて教職を実感・体得する貴重な場である。限られた時間における限られた実習の体験がより充実したものになるように、子どもを理解すること、自ら開発し、授業を構想できる、他者との協力・連携ができることに視点をおいた。
【目次】
第1章 新しい時代に求められる教師の資質能力 1新しい時代の教師像/2教
師に求められる資質能力/3教師の資質能力の形成過程/4新しい時代の教育
実習
第2章 変化する子どもたちと期待される教師の役割 1「子どもの変化」と子
ども理解/2現代社会と子どもの生活/3教育実践の2つの原則/4指導とは
何か:教師の役割
第3章 教育実習の目的と意義 1教育実習の意義/2教育実習の目的
第4章 観察参加と子ども理解の方法 1子ども理解とは/2教師の役割を後退
させた「子ども理解」の問題点/3観察参加の視点/4観察参加と「子ども理
解」の方法
第5章 教材研究と授業構想づくり 1授業構想における教材・教員の位置と価
値探求:教材・教具をめぐる緊張関係/2教材・教具の研究と開発の視点と条
件:教材・教具の「世界」を拓く/3授業構想における教材・教具の美的活
用:教材・教具の「世界」に出会うこと/4参加・批判・創造への開かれた教
材・授業づくり:授業への主体的参加を問い直す
第6章 学習指導案作成と指導の主体性・応答性 1学習指導案づくりの意義と
ポイント/2学習指導案の作成:発問づくりと応答・展開予想の織り込み/3
授業シミュレーション、マイクロティーチングの意義と方法/4指導における
教師の主体性・応答性と教育的タクト
第7章 反省的実践と授業研究 1「反省的実践としての授業研究」の意義と構
造/2観察実習における反省的実践のモデリング/3反省会における実践の共
同討論/4実践過程における自己内対話の意識化
第8章 豊かな学習環境と学び合うかかわり合いづくり 1学び合うかかわりを
体感する:実習生の学びを支援する学習環境/2子どもたちの学び合うかかわ
りづくりとそれを支援する環境構築のための原理的な見方/3子どもたちの学
び合うかかわりづくりを支援する教室環境/4子どもたちの学びを外界とつな
げる学習環境
第9章 学級経営と特別活動・「道徳」の指導 1今日の子どもたちの状況と特
別活動・「道徳」の課題/2学級経営と特別活動の指導を問い直す/3新しい
「道徳」指導のあり方を探る
第10章 新しい学校運営と多様な連携・協力における教師のあり方 1地域に
とって「学校」とは何か/2大衆教育社会のなかの学校/3「開かれた学校づ
くり」とは何か/4地域と創る「総合的な学習の時間」/5地域社会を場とす
る体験的実習の試み
第11章 教育実習の反省と自己研修課題の発見 1教育実習が教師の生涯発達に
果たす役割/2教育実習を通じてめざす「反省する教師」/3教師の生涯発達
を促す現職研修のあり方/4「反省する教師」へと成長するために
第12章 体験的活動に学ぶ新しい試み 1「介護等体験」活動に学ぶ/2養護学
校における障害児との交流学習をとおして学ぶ/3同和対象地区フィールド
ワークにおける学び
第13章 世界の教育実習 1ドイツにおける特色ある教育実習/2イギリスにお
ける特色ある教育実習/3アメリカにおける特色ある教育実習/4韓国の特色
ある教育実習
内容説明
徹底した資料踏査により明らかにされる政治思想の論理、対外観、教育・宗教観。
目次
忘れられた遺産
留学前における政治思想の形成過程
『蛍雪余聞』―留学期の思想形成過程
明治国家観―立憲主義と内政における貢献
アジア主義(東亜同文会活動期;国民同盟会活動期)
北海道論とアジア主義の論理的連関
支那保全論再考
近衛篤麿と京都帝国大学―近衛の教育所見について
宗教観―近衛篤麿・田中智学・石原完爾
近衛篤麿と北一輝―アジア主義形成に関する一試論
「霞山」の明治と「虎山」の昭和
著者等紹介
山本茂樹[ヤマモトシゲキ]
1968年生まれ。1990年愛媛大学法文学部卒業、愛媛大学大学院法学研究科を経て、現在京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在学中。主著に『近代日本のアジア観』(共著)ミネルヴァ書房、1998年。『近代日本政治思想史入門』(共著)ミネルヴァ書房、1999年
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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