出版社内容情報
【内容】
日本的社会知の精髄とまで称揚された「日本的集主義原理」は、今日音を立てて崩壊しはじめている。本書は、この原理を解明するとともに、新たなる日本的社会知の再生の可能性を多角的に探究する。
【目次】
ゆらぎはじめた集団主義
1 ポスト・キャッチアップ時代の混迷構造
2 子ども仲間集団をめぐる文化遅滞の構図
集団主義はどうなるか
3 戦後日本の集団主義的経済システムと社会安定
4 日本的「集団主義」における新たな信頼問題
5 東京・ソウル・チューリヒ
日本的社会知の再生を求めて
6 女性アイドル歌手の思想系譜
7 雇用関係紛争における方の実現について
8 日本的社会知の可能性
注/ブック・ガイド
人名索引
内容説明
日本的社会知の精髄とまで称揚された「日本的集団主義原理」は、今日音を立てて崩壊しはじめている。本書は、この原理を解明するとともに、新たなる日本的社会知の再生の可能性を多角的に探究する。
目次
1 ゆらぎはじめた集団主義(ポスト・キャッチアップ時代の混迷構造―『働く』『学ぶ』『憩う』価値の歴史的変質と崩壊;子ども仲間集団をめぐる文化遅滞の構図―日本的飽和社会における集団基盤の崩壊と集団主義の残存)
2 集団主義はどうなるか(戦後日本の集団主義的経済システムと社会安定―高度成長と福祉国家的体制安定との相互連関;日本的「集団主義」における新たな信頼問題―グローバルとローカルの接点に生きる身体;東京・ソウル・チューリヒ―ワールドカップ日韓共催決定とそのゆくえ)
3 日本的社会知の再生を求めて(女性アイドル歌手の思想系譜―「あわれ」から愛へ;雇用関係紛争における法の実現について―多発する雇用紛争の質的変化をみすえて;日本的社会知の可能性―柳田民俗学をこえて)
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- 和書
- 薩摩夜叉雛 文春文庫