出版社内容情報
【内容】
彼の追求した「自由の帝国」の理念とは一体何だったのか--厖大な史料に拠りながらジェファソンの生涯と思想形成をたどりつつ、その歴史的役割と今日的意義を再評価する。待望の復刊!
【目次】
序 章 「自由の帝国」
一 理 念
二 ジェファソンの思想形成
三 理念の実現に向けて-公的生涯の概観
第一部 理 論(セオレティクス)
第一章 啓蒙主義
第二章 田園主義
第三章 共和主義
第二部 実 践(プラクシス)
第四章 アメリカ独立宣言
第五章 法改訂
第六章 ヴァージニア信教自由法
第七章 フランスのジェファソン
第八章 ケンタッキー決議
第九章 「一八〇〇年の革命」
第一〇章 ルイジアナ購入
第一一章 バー裁判
第一二章 出港禁止法
第一三章 ミズリー論争
第一四章 ヴァージニア大学
終 章 ジェファソンの今日的意義
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィクトリー
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もう少しアメリカ独立革命全体についての視点があるかと(勝手に)思ってたのだが、建国期におけるジェファソンが関係する出来事のみを扱った本であった。 偉大な民主主義の政治家と言うイメージのあるジェファソンだが、野党的な立場にある時には理念的な言説で政権を批判していたものが、政権を担当した時にはそれとは相容れないようなより現実的な対応を取ったり、晩年には党派的な言動も結構あったりと意外な面も見えた。 彼と立場を異にするアレクサンダー・ハミルトンについての本が出ていたので、そちらも読んで見たくなった。2011/05/17
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