Minerva21世紀ライブラリー<br> 科学は「自然」をどう語ってきたか―物理学の論理と自然観

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Minerva21世紀ライブラリー
科学は「自然」をどう語ってきたか―物理学の論理と自然観

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  • サイズ B6判/ページ数 198,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623030460
  • NDC分類 401
  • Cコード C0340

出版社内容情報

【内容】
精神文明としての科学の歩み――本来自然哲学として発展してきた自然科学は、現代では技術的側面が突出し、科学=技術であるかのように錯覚されている。本書は、科学的自然観と物理学の相互依存の関係を通して思想としての科学の復権を主張する。
自然科学の論理と方法には、それを築いた文明の基礎にある自然観=その民族と時代が強く反映している。逆に新たな科学が自然観の転換をもたらせてもきた。このように自然科学のあり方と自然観とは深くかかわっている。自然科学は、本来自然認識としての自然哲学であった。しかし、現代では技術的側面が突出し、科学=技術であるかのように錯覚されている。また、これまで日本の科学教育は個別組織や問題解答のための技術的なことに力点があり、自然観や思想としての自然科学の意義を軽視してきたように見える。本書では、科学的自然観と物理学の関係を考察し、精神文明と物質文明とのバランスある発展を求めるために、思想としての科学の復権を主張する。

【目次】
はしがき
序章

1. 自然の法則と美の形式
2. 「量」と「質」の追求
3. 神の操縦する機械仕掛けの宇宙
4. 宗教から自立する科学
5. 自然の構造と仕組み
6. 自ら発展する宇宙
7. 科学の普遍性と客観を支えるもの
8. 自然認識の革命 終章─「科学」の新しい見方
人名索引

内容説明

精神文明としての科学の歩み。本来自然哲学として発展した自然科学は、現代では技術的側面が突出し、科学=技術であるかのように錯覚されている。本書は、科学的自然観と物理学の相互依存の関係を通して思想としての科学の復権を主張する。

目次

1 自然の法則と美の形式―数学的自然観と近代物理学
2 「量」と「質」の追究―原子論的自然観
3 神の操縦する機械仕掛けの宇宙―機械論的自然観
4 宗教から自立する科学―力学的自然観
5 自然の構造と仕組み―階層的自然観
6 自ら発展する宇宙―進化的自然観
7 科学の普遍性と客観性を支えるもの―数学的自然観と現代物理学
8 自然認識の革命―量子論的自然観

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