出版社内容情報
【内容】
現代の生活経済は1974年を歴史的転換点として展開されてきたと規定し,その現代的特徴を「格差」「乖離」「転倒」として捉え,具体的なテーマ分析に基づいて,それらを実証する。
【目次】
第1章 生活経済とは何か
第1節 方法と課題
第2節 現代生活の特徴――「格差」「乖離」「転倒」
第3節 生活の社会化
第4節 生活の標準化
第2章 生活の標準化
――耐久消費財の標準化を中心に――
第1節 耐久消費財の標準化(1)――標準の形成・形成経路・達成度
第2節 耐久消費財の標準化(2)――標準の達成度と保有の個人別化
第3節 若年世帯における耐久消費財の「標準化」「個別化」
第3章 現代家計構造の特質
第1節 家計の社会化
第2節 家計の多就業化――共働き世帯の家計構造
第3節 家計の金融化――現代家計における貨幣の役割変化
第4章 現代高齢者家計の特質
第1節 高齢者家計の特質と介護費用
第2節 高齢者家計の問題点と課題
第5章 現代消費構造の国際比較
第1節 日米消費構造の比較
第2節 日米共働き世帯の消費構造の比較
第3節 日韓消費構造の比較
第4節 消費構造の日韓時系列比較
内容説明
本書は、「社会化」と「標準化」という2つのキイ概念を分析の柱にすえて、現代における生活経済の実態を検証する。とくに著者は、現代の生活経済は1974年を歴史的転換点として展開されてきたと規定し、その現代的特徴を「格差」「乖離」「転倒」として捉え、国際比較をまじえ具体的で豊富なデータ分析に基づいて、「真の豊かさ」を考察している。
目次
第1章 生活経済とは何か
第2章 生活の標準化―耐久消費財の標準化を中心に
第3章 現代家計構造の特質
第4章 現代高齢者家計の特質
第5章 現代消費構造の国際比較