出版社内容情報
【内容】
「産業中の産業」として成長してきたアメリカ自動車産業の発展史の中で,GMは何を原動力として現今の圧倒的な市場支配力をうちたてたか。創立から現在まで,その世界戦略・全貌を明らかにする。
【目次】
第1章 アメリカ自動車工業の成立とその基盤
第1節 アメリカ自動車工業の成立
第2節 アメリカ自動車工業の発展基盤
第2章 ジェネラル・モーターズ会社の創立過程
第1節 中核としてのビュイック自動車会社
第2節 持株会社としてのジェネラル・モーターズ会社の創立
第3節 銀行シンジケートの支配と経営組織の萌芽
第3章 ジェネラル・モーターズ会社の再編過程
第1節 シボレー自動車会社の設立と役割
第2節 デュポンのジェネラル・モーターズ支配
第3節 ジェネラル・モーターズにおける経営組織の確立
第4章 ジェネラル・モーターズ会社の分権管理
第1節 経営管理体制=分権管理組織の確立
第2節 分権管理と委員会組織
第5章 ジェネラル・モーターズ会社とトップ・マネジメント
第1節 トップ・マネジメントの生成
――資本の集中を中心にして――
第2節 トップ・マネジメントとポリシー・グループ
第6章 ジェネラル・モーターズ会社の世界戦略
第1節 GM輸出会社の設立
――多国籍企業GMの萌芽――
第2節 多国籍企業化の展開
――1960年代末までのヨーロッパに限定して――
第3節 国際的「企業内分業」体制の確立
――1970年代の東南アジアを中心にして――
GM略年表
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