出版社内容情報
東南アジアの歴史を学ぶ入門書。19世紀後半から現代までを射程に、各国史では捉えられないナショナリズム、民主主義と権威主義、経済、民族、宗教、メディアなどのダイナミックな地域全体としての動きを捉える。図版や資料を多用して、学びを助け、一冊で東南アジアの政治史、経済史、社会史、国際関係史が学べる入門書。
内容説明
19世紀後半から現代までを射程に、各国史ではつかめないナショナリズム、民主主義と権威主義、経済、民族、宗教、メディアなどのダイナミックな地域全体としての動きを捉える。図版や資料を多用して、学びを助け、一冊で東南アジアの政治史、経済史、社会史、国際関係史が学べる入門書。
目次
植民地支配とナショナリズム
国家建設
経済発展
民主主義と権威主義
法の支配
軍
民族
宗教
地方
社会階層・格差
メディア
ジェンダー
人の移動
国際関係
日本と東南アジア
著者等紹介
川中豪[カワナカタケシ]
1966年生まれ。1989年早稲田大学法学部卒業。2004年博士(政治学・神戸大学)。現在、アジア経済研究所地域研究センター長
川村晃一[カワムラコウイチ]
1970年生まれ。1993年早稲田大学政治経済学部卒業。1995年ジョージ・ワシントン大学大学院国際関係学研究科修士課程修了。現在、アジア経済研究所学術情報センター主査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かんがく
11
東南アジア「現代史」としているが、歴史だけでなく政治や経済、文化など東南アジア全体の概略を深く理解できる硬派な研究書。各章テーマごとに、11ヶ国を分類していき、その性質の背景にある歴史を辿っていくという構成で、各国の類似点と相違点がよくわかった。地方、メディア、ジェンダーなどのテーマ設定も面白い。最後は日本との関係で終わっており、日本史、アジア史の視点でも楽しめた。権威主義と社会主義から民主化と経済成長の道を進むこの地域が今後、中国の台頭とコロナ禍の中でいかに変わっていくのかを注目したい。2020/10/07
ポルターガイスト
1
大学のテキストという感じ。視点の増強に。2024/07/28