平等についての小さな歴史

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平等についての小さな歴史

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622097327
  • NDC分類 331.85
  • Cコード C0033

出版社内容情報

3000ページの達成を250ページに凝縮。

「格差に対処する野心的な計画を提示している。…政治の未来についての議論の出発点だ」
マイケル・J・サンデル(ハーバード大学教授|『実力も運のうち』)

「ピケティにとって、歴史の弧は長く、しかも平等に向かっている。…平等を成し遂げるには、つねに無数の制度を[再]創造しなくてはならない。本書はそれを助けるためにやってきた」
エステル・デュフロ(2019年ノーベル経済学賞受賞者)

「不平等から平等へと焦点を移したピケティが示唆しているのは、必要なのは鋭い批判だけではなく、回復のための治療法だということだ」
ジェニファー・サライ(『ニューヨーク・タイムズ』)

公正な未来のために、経済学からの小さな贈り物。
「〈あなたの著書はとても興味深いです。でも、その研究について友人や家族と共有できるように、もう少し短くまとめて書いてもらえるとありがたいですが、どうでしょう?〉
このささやかな本はある意味、読者の皆さんにお会いするたびに決まって言われたそんな要望に応えたものだ。私はこの20年間に不平等の歴史について3冊の著作を世に出したが、いずれもおよそ1000ページにも及ぶものになった。『格差と再分配』『21世紀の資本』『資本とイデオロギー』の3冊だ。…こうして積み重ねられた膨大な量の考証を前にすれば、どんなに好奇心旺盛な人でも意気消沈してしまうことだろう。そこで私はこれまでの研究を要約することにした。本書はその成果である。
しかし本書は、こうした研究から得られる主な教訓を総論的に紹介しているだけではない。…自分の数々の研究を通して深めた確信に基づいて平等の歴史についての新たな展望を示している」
(謝辞より)

内容説明

3000ページの達成を250ページに凝縮。

目次

1 平等への歩み―最初の手がかり
2 遅々として進まない権力と資産の分散
3 奴隷制と植民地主義の遺産
4 賠償問題
5 革命、身分、階級
6 「大再分配」、1914‐1980年
7 民主主義、社会主義、累進税
8 差別と闘う真の平等
9 新植民地主義からの脱却
10 環境に配慮した多民族共生の民主社会主義へ

著者等紹介

ピケティ,トマ[ピケティ,トマ] [Piketty,Thomas]
1971年5月7日、フランスのクリシー生まれ。パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院(EHESS)経済学教授。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭を執る。2000年からEHESS教授、2007年からパリ経済学校教授。多数の論文を発表。経済発展と所得分配の相互作用について、主要な歴史的、理論的研究を成し遂げる。世界不平等研究所および世界不平等データベースの共同ディレクター、「欧州の民主化のためのマニフェスト」の発起人も務める

広野和美[ヒロノカズミ]
フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あらたん

62
「21世紀の資本」「資本とイデオロギー」の次に手に取ったピケティ本。前2冊の要約本でもあるが、事実の説明に重きを置いていた前2冊とは違って「不平等は解消できる」という彼の政治的主張か強く出ている。現状への鋭い批判精神を持ちながらも、どことなく人間そのものに対しては楽観的な見方をしているのが印象的。 「膨れ上がった公的債務を解消するにはインフレ、増税(特に資産税)、収用の三つの手段がある」という指摘はちゃんと覚えておこうと思う。2025/02/18

壱萬参仟縁

57
2021年初出。不平等に対する反乱、公正な制度を学ぶ:不平等は社会や歴史や政治が生み出す。経済や技術の発展レベルが同じでも、所有権制度や国境管理体制、政治や社会のシステム、税制や教育制度などを整備する手法は多岐にわたる(7頁)。富の創出は、国際分業や地球上の天然資源の利用、人類誕生以来蓄積されてきた知識に左右される(8頁)。2025/02/16

速読おやじ

15
資本主義のど真ん中で働く自分だからこそ響くメッセージを持つ作品。著者は歴史を通じた不平等の進化を丁寧に辿りつつ、資本主義の限界を指摘し、新しい再分配のビジョンを提示します。資本主義は効率的な資源配分の原動力である一方、制度設計の欠陥が富の集中を招くという考えは、自分の仕事の意義を問い直す重要なメッセージだ。著者の推奨する「参加型社会主義」や累進課税は資本主義を持続可能なものにするためのツールなのではないか?現実に不平等は存在する。自分の立場でどのように具体的な行動を起こせるか?これはちゃんと考えないと!2024/11/24

urs

10
ピケティ初読。格差の拡大と中間層の増加というテーマは既に知っている内容であったものの、歴史的背景やデータが豊富に示されていて説得力があった。(日本のデータが示されていたのが個人的に嬉しかった。) また、植民地政策に対する賠償というのは初めて知った。 1月にM.サンデルとの対談本が出るらしいので読んでみようと思う。 2024/12/09

ichigomonogatari

9
より多くの人に届けるために、ピケティが自著3冊『格差と再分配』『21世紀の資本』『資本とイデオロギー』と新たな研究・展望をコンパクトな1冊にまとめたもの。人間社会における社会階層間の不平等が歴史上どのように変化してきたかを考察し、目指すべき社会・・環境に考慮した他民族共生の参加型・連邦主義的民主主義社会を打ち立てるにはどうすればいいか具体的に論じる。2025/02/06

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