新資料が語るゾルゲ事件<br> ゾルゲ伝―スターリンのマスター・エージェント

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新資料が語るゾルゲ事件
ゾルゲ伝―スターリンのマスター・エージェント

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  • サイズ 46判/ページ数 552p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622095484
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1031

出版社内容情報

スパイ小説の母国イギリス発、欧米でベストセラーになった稀代のスパイの伝記。英米独日露の新資料を駆使し、歴史とゾルゲの人間性に迫る。
ゾルゲは日本政府のどっちつかずの政策や、米国との戦争に向かう日本の非論理性に翻弄された。戦時下のロシアの情報戦の考え方や方法も描かれる。優秀な分析家、クールな嘘つき、自立した思想と世界観をもつ理想家ゾルゲは、各自が情報戦を生きる現代人にも刺激的だ。

内容説明

1941年夏。独ソ戦に乗じて日本はソ連を攻撃するのか。戦争の岐路、情報の最前線に立ちながら、彼は何に殉じたのか?歴史研究最深部発、稀有なスパイの人生。

目次

「教室から戦場へ」
革命家たちの中へ
「滅びた世紀の狂信的な有象無象たち」
上海での日々
満州事変
東京を考えたことはあるかい?
諜報網がつくられる
気がねなきオット一家
モスクワ一九三五年
花子とクラウゼン
モスクワの血の海
リュシコフ
ノモンハン
リッベントロップ‐モロトフ
シンガポールを攻撃せよ!
ワルシャワの屠殺者
バルバロッサが明確になる
「彼らは我らを信じてはくれなかった」
北進か南進か
限界点
「今まで出会った中で最も偉大な男」

著者等紹介

マシューズ,オーウェン[マシューズ,オーウェン] [Matthews,Owen]
祖父や大叔父がスターリンの粛清期を経験、また戦後冷戦期に恋愛を成就させた英国人の父とロシア人を母に、1971年ロンドンに生まれる。オックスフォード大学で近代史を学んだ後、ボスニアでジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせる。『モスクワ・タイムズ』『タイムズ』『スペクテイター』『インディペンデント』の各紙に寄稿している。1997年、『ニューズウィーク』誌のモスクワ特派員となり、第二次チェチェン紛争、アフガニスタン、イラク、東ウクライナの紛争を取材した。ロシア史に関する著者初の著書『スターリンの子供たち』(邦訳・白水社)は28か国語に翻訳され、「ガーディアン・ファースト・ブック」賞とフランスの「プリ・メディシス」の最終候補になった

鈴木規夫[スズキノリオ]
1957年横浜市生まれ。愛知大学国際コミュニケーション学部教授。政治哲学・イスラーム研究。上智大学文学部仏文科卒後、中央大学大学院法学研究科(法学修士)、成蹊大学法学政治学研究科博士課程単位取得退学、論文博士(政治学)取得。シリア共和国国立アレッポ大学アラブ伝統科学歴史研究所、ロンドン大学バークベックコレッジ政治社会学科、エクサンプロヴァンス政治学院、復旦大学客員研究員、ケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・コレッジ・ヴィジティング・フェロー等。現在NPO法人アジア・アフリカ研究所理事、南原繁研究会幹事、日本東アジア実学研究会副会長、国際儒学連合会(北京)理事など。尾崎=ゾルゲ研究会事務局長

加藤哲郎[カトウテツロウ]
1947年盛岡市生まれ。一橋大学名誉教授。政治学・現代史。東京大学法学部卒、博士(法学)。英エセックス大学、米スタンフォード大学、ハーバード大学、独ベルリン・フンボルト大学客員研究員、インド・デリー大学、メキシコ大学院大学客員教授、早稲田大学客員教授などを歴任。ネット上で「加藤哲郎のネチズン・カレッジ」を主宰。尾崎=ゾルゲ研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ばたやん@かみがた

97
《女蕩しのスパイが遺したモノ》(1)1933年、ソ連赤軍参謀本部第4部から派遣されたスパイ、リヒャルト・ゾルゲは横浜に降り立ちます。彼の任務は、帝国日本がナチス・ドイツと共にソ連を挟撃するかを偵察・報告すること。そして、彼とその諜報団は近衛首相および駐日ドイツ大使を見事自家薬籠中の物とし、所期の目的のみならずドイツのバルバロッサ作戦などについていずれも具体的な詳細情報を共産主義の“祖国”にもたらすことに成功します。生誕から処刑まで、希代のスパイの生涯を日露独英米中などの資料から描く伝記。(1/7) 2023/10/15

Masayuki Shimura

2
【詐欺師になることは、時に美点になることもあるのさ】(文中より引用)・・・・・一般的に「スパイ」と呼ばれる活動がどのようなものかを総体として感じ取る上でゾルゲのケースは大変参考になるんだろうと痛感した一冊。感情の揺らぎ一つとってもさまざまな影響を及ぼしていることが本書からは伝わってきますが、その心の奥深くまでをも活写した著者の力量に驚かされました。2023/08/23

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