ネオレアリズモ―イタリアの戦後と映画

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ネオレアリズモ―イタリアの戦後と映画

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  • サイズ 46判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622090953
  • NDC分類 778.237
  • Cコード C1074

出版社内容情報

戦争とファシズムを生き抜いたイタリアで生まれた、新しいリアリズムの潮流、ネオレアリズモ。
デ・シーカ(『自転車泥棒』『ウンベルト・D』)、ロッセリーニ(『無防備都市』『戦火のかなた』)など名だたる監督たちによる作品群として知られるが、その中心にいたのは、デ・シーカの共作者であり、数々の作品を世に送り出した脚本家・製作者チェーザレ・ザヴァッティーニである。
素人役者の起用、子供を主役に据えること、野外ロケーションなどの偶然に開かれた撮影手法によって、市井の人々の、生きられる現実をつづるネオレアリズモは、同時代のフランスの映画批評家バザンにより「俳優も、物語も、演出も存在しない、現実そのものという美学的幻想の内にある映画」と称賛され、ドゥルーズにより「純粋な光学的状況」と評された。それは映画の究極の夢であるとしても、ネオレアリズモは「純粋映画」の神話にとどまるものではない。
ネオレアリズモを映画理論の枠組みから解き放ったとき、イタリアの土地の方言としてのネオレアリズモが立ち現れてくる。本書は、長年にわたりイタリアに魅入られ、探究してきた西洋美術史家による、ネオレアリズモ再訪への招待状である。

内容説明

素人役者の起用、野外ロケなど、革新的な手法で“生きられる現実”を綴り映画史に輝く名作群を、映像・宗教・社会・風景から観る。長靴の半島の地図を片手に。

目次

第1章 ネオレアリズモとは何か
第2章 ファシズム、レジスタンス
第3章 ヴァチカンとカトリシズム
第4章 ロケーション、あるいは風景と人間
第5章 子供のまなざし
第6章 イタリア式コメディ

著者等紹介

岡田温司[オカダアツシ]
1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学名誉教授。現在、京都精華大学教授。専門は西洋美術史・思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hasegawa noboru

16
主に1940年代後半から1960年代初めまでのイタリア映画200作品以上を「ネオリアリズモ」の観点から取り上げる。図版写真を多く添え、あらすじの紹介をしつつ、イタリア戦後史とも絡めて平明丁寧な論述である。<映画は、時代の政治と経済、社会と文化を映しだす鏡であると同時に、ひるがえって、時代を先導していく原動力でもあった>のだ。私は実はそれらの九割五分方の映画を見ていないのだから、門外漢どころか映画好きというも烏滸がましいのだが、映画の話は面白い。この本を読むのと並行してさっそくネット配信で見直したのが2022/06/24

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