王女物語―エリザベスとマーガレット

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622089414
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

出版社内容情報

生まれた時は誰も予想しなかった女王の位に25歳でつくことになるエリザベスと妹マーガレットの家庭教師として、英国王一家と17年を宮殿で共に暮らし、女王の少女時代から若き日の重要なシーンすべてに立ち会った女性、クローフィー。戦前の古風でやさしい子ども部屋の世界から、大戦下のウィンザー城での疎開生活、終戦、社会や値観の急激な変化をとげた戦後へ──特別な時代を、特別な場所で、特別な人々とともに生きた回想録。

内容説明

王位継承権第2位のヨーク公の第一王女、リリベット。将来エリザベス女王として位につくことなど、誰ひとり予想していなかった王女5歳の秋より、少女時代、青春の日々をともに宮殿に暮らした女性、“クローフィー”による回想録。

目次

ご一家に加わる
ロイヤル・ロッジとピカデリー一四五番地のお住まい
ジョージ五世陛下の治世の終わり
バッキンガム宮殿へ
国王陛下のご政務
開戦
「田舎の家」
ガスマスクとパントマイム
Vデーとロンドンへの帰還
エリザベスとフィリップ
ご成婚
マーガレット王女の幼い甥

著者等紹介

クローフォード,マリオン[クローフォード,マリオン] [Crawford,Marion]
1909‐1988。スコットランド、イーストエアシャーに生まれる。エディンバラ大学モレーハウス教育学部卒業後、児童心理学者となる勉強を続けるかたわら、貴族の子女の家庭教師を勤めていたとき、国王の第二王子ヨーク公(のちのジョージ6世)夫妻に紹介され、1932年、二人の王女の家庭教師となる。エリザベス王女の成婚と時を同じくして、銀行支店長ジョージ・ビュースリーと結婚、家庭教師としての功労に対して、ジョージ6世よりケンジントン宮殿のノッティンガム・コテージに終生居住の権利を賜る。退職の翌年、1950年に著書『王女物語―エリザベスとマーガレット』が出版されたことで、王室との関係は絶え、コテージの権利も失った。スコットランドのアバディーンで引退後の人生を送り、夫の死から11年後の1988年2月にアバディーンの老人施設にて没した

中村妙子[ナカムラタエコ]
1923年東京に生まれる。1954年東京大学文学部西洋史学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

17
著者のマリオン・クロフォードは1932年に英国の王女エリザベスとマーガレット姉妹の家庭教師になりました。エリザベスが結婚するまでの17年間がつづられています。性格は大きく違うけれど仲良い姉妹であるエリザベスとマーガレット姉妹。ご両親の深い愛。国王一家を支える多くの人達の真面目に働く姿。どこを読んでいても、ステキだなって思えるシーンばかりでした。読み終わったわたしの頭の中に「God Save the Queen」が流れてきました。2020/12/22

鳩羽

8
著者は児童心理学を学ぶつもりの若い学生だったが、家庭教師の仕事を紹介され、のちにジョージ6世として即位することになる一家の2人の王女の勉強を見ることになる。長女のエリザベスは、やがて25歳の若さで即位することになるエリザベス2世だった。リリベットとマーガレットの普通の女の子と変わらない元気さや、家族の仲の良さ、戦争中に耐え忍んだ不便な生活やリリベットの婚約に関するゴシップなど、歴史と分かち難く繋がった現代の物語を楽しめた。イギリス王室は結構いつもなんだかんだとゴシップがあるのだなとも思ったり。2021/03/15

たま

4
エリザベス女王の愛に満ちた生活を、引き込まれてしまい読了しました。知ってはいけないと思いながらも非常に温かな思いで最後まで。2020/12/28

A.yukari

2
エリザベス2世の伝記。幼少期から現国王チャールズ3世を出産するまで。恐らく王室の評価を気にしていて、だいぶ美化している部分もあると思われる。そこを差し引いても、当時の英王室の様子がいきいきと書かれていて面白い。ちょうどエリザベス2世が崩御し、チャールズ3世が戴冠式を挙げている最中だったため、過去と現在の英王室の比較もできて、非常に興味深く読み進めることができた。筆者はエリザベスと妹のマーガレットの家庭教師。この本が出版されたあと英王室から拒絶され、自殺未遂を起こすなど、そのことを後悔した晩年だったようだ。2023/05/08

石橋

0
エリザベス・マーガレット姉妹の性格の違いが史実通りって感じで、逆に腑に落ちない。16年もお側にいたのだから、もっと違う感じのやつあるでしょうよ!?と思いつつ読む。読み終えてからぎょっとしたのが以下。著者紹介のくだりで、退職翌年にこの本を出版したことで王室との関係は絶たれ、これまでの功績に対して終身貸与されたノッティンガム・コテージの居住権も失ったと。クローフィー…どうして??2023/05/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16565398
  • ご注意事項

最近チェックした商品