出版社内容情報
精神分析の誕生、発展、拡散まで、1870年から1950年の盛衰を描く。無意識とセクシュアリティの探究、フロイト学派の形成、論争、離散、新たな精神分析へと、各々の経緯が見事につなぎ合わされ、初めて首尾一貫した精神分析の歴史=物語がここに登場した。19世紀から20世紀の「心」をめぐる科学革命を、最終的に指揮したのがフロイトである。現代人の心の歴史をめぐって、すでに世界的な水準で認められた決定的な大作。
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「威厳にみちた労作」(「ファイナンシャル・タイムズ」)
「精神分析の興隆をめぐる明快な歴史」(「ニューヨーク・タイムズ」)
「まったく新しい精神分析史」(「ニューヨーク・ポスト」)
「まさに現代人の心の歴史と言うほかない本」(ポール・オースター)
内容説明
心を探る科学はこうして作られた。主要言語のほとんどに翻訳され、世界的な水準で認められた決定的な大作。グラディーヴァ賞(最優秀歴史書)、ハインツ・ハイマン賞(傑作本)受賞。
目次
第1部 フロイト理論の誕生(心の科学;鏡の都市、夢の都市;心とエロスの不幸な結婚)
第2部 フロイト学派はこうして作られた(ウィーン;チューリッヒ;フロイト派のインターナショナル;統合/分裂)
第3部 精神分析はこうして作られた(すべてが滅亡する危機;新たな中心を求めて;新たなる精神分析;自由の精神=政治学)
著者等紹介
マカーリ,ジョージ[マカーリ,ジョージ] [Makari,George Jack]
1960年生まれ。コーネル大学ワイル医学部教授(精神医学)。同医学部付属精神医学史研究所所長。コーネル大学医学部で学位(医学博士)を取得。コロンビア大学精神分析センターで分析医の訓練を受ける。現在、精神分析の臨床医でもある
遠藤不比人[エンドウフヒト]
1961年生まれ。博士(学術・一橋大学)。成蹊大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ぼっせぃー