暴落―金融危機は世界をどう変えたのか〈上〉

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暴落―金融危機は世界をどう変えたのか〈上〉

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088745
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C0033

出版社内容情報

2008年の出来事を理解するための必読書が登場した…
複雑な金融概念をシンプルに説明しながら、
全世界にわたる危機前史と、
その破壊的影響を壮大に描いている。
――『ガーディアン』紙

金融危機についての本は数多いが、
世界的イベントとして捉えた著作はほとんどない…
本書は途方も無い規模をそなえた経済史であり…
読者は多くの驚きを得るだろう。
――『ウォールストリート・ジャーナル』紙

2019年ライオネル・ゲルバー賞受賞
『ニューヨーク・タイムズ』紙「2018年に注目を集めた100冊」
『エコノミスト』誌ベストブック2018

「1914年と2008年について、私たちが発する問いは驚くほど似ている。大いなる安定はどのようにして終わりを迎えるのか。理解もできず、制御不能に近い莫大なリスクはどうやって積み上がるのか。世界秩序の大規模な構造転換は、突然の大変動のなかでどのようにして起きるのか。「時刻表に従って次々と到着する列車」のごとく登場する巨大な技術システムは、どのように組み合わさって破滅を引き起こすのか。時代錯誤で旧態依然の枠組みは、いかに私たちが身の回りの出来事を理解する邪魔をしているのか。私たちは、夢遊病者よろしく危機に突入してしまったのか。それとも、闇の勢力が私たちを危機へと押しやったのか。その後に発生した人為的な大惨事は、誰の責任なのか…」(最終章より)

上巻ではサブプライム危機の前史から、大西洋を挟んだ欧米間での金融構造の生成、リーマンをはじめとする金融危機の勃発、その救済と世界への波及、オバマ政権による刺激プログラムまでをあつかう。

内容説明

上巻ではサブプライム危機の前史から、大西洋を挟んだ欧米間での金融構造の生成、リーマンショックをはじめとする金融危機の勃発、その後の救済と世界への波及、オバマ政権による刺激プログラムまでをあつかう。

目次

グローバル時代初の危機
第1部 嵐の予兆(「誤った危機」;サブプライム;大西洋を挟んだ融資;ユーロ圏;多極化した世界)
第2部 世界的危機(「世界史上で最悪の金融危機」;救済;「大問題」―世界の流動性;欧州の忘れられた危機―東欧;東からの風―中国;G20;刺激;金融再建)

著者等紹介

トゥーズ,アダム[トゥーズ,アダム] [Tooze,Adam]
コロンビア大学歴史学教授。ロンドン生まれ。イングランドとドイツのハイデルベルクで育つ。1989年夏にケンブリッジ大学キングス・カレッジで経済学の学士号取得。ベルリンの大学院で研究を始める。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号取得。1996‐2009年にはケンブリッジ大学で教鞭をとる(現代史准教授、およびジーザス・カレッジのガーニー・ハート・フェロー)。その後、イェール大学のバートン・M・ビッグス教授。同大学では国際安全保障研究所所長も務める。2015年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34

13
2008年の金融危機は世界の政治経済的力学を一変させただけでなく、経済学の内部でのパラダイム転換をももたらした。本書もその背景をもとに書かれた。国家間の貿易収支に着目する従来のマクロ経済学的分析からは、2008年の金融危機のメカニズムを理解できない。少数の大企業と金融機関が形作るグローバルなファイナンス・ネットワークを流れる資金の挙動を分析する「マクロ・ファイナンス」から明らかになったのは、オフショア化したロンドン・シティを介して欧州経済がいかに深くウォール・ストリートと統合されていたかということだった。2021/02/14

小鳥遊 和

3
重要問題を扱う大著にしては、本邦で書評が少ない。英語圏書評は多数あり、視野の広さと情報の多さを褒めるか要約(AI使ったかのような長文)に徹する。本邦で評が少ないのは、世界的経済変動を描きながら日本政府と日銀がほぼ出てこないためだろうが、英語の要約を読んで思ったのは、本書規模の世界現代史を描く役割は将来生成AIが担うだろうということ。何年後かのAIなら経済理論を十分学習し、全世界の政府統計や公的文書、研究所・学者の調査・議論をWeb上で渉猟して事態の経過・因果・分析・評価等をバランス良くまとめられるはずだ。2025/04/28

chiro

2
サブプライム危機からオバマ政権の経済政策までを通じて世界の金融行政の変遷を追いながらその時々の政策決定までの過程とアメリカ、欧州との政策に対する考え方の違い、あるいは同国内でも財政規律と如何に整合性をとっていくのか、また金融機関に従事する経営者に対する報酬のあり方などこれ以降も継続する課題への対処が語らえていて10年を経過したのちもこの課題については解消し切れていない事を改めて知る事ができる著作。2023/11/11

にわ

1
金は人を狂わせる。足ることを知らず、次から次へと利益を求めて肥え太ってゆく。それはもう大きくなりすぎて、潰すことができない。潰れたときは、まさにこの世の終わり。なぜ一部の人が肥えるために、預かり知らぬ市民がリスクテイクさせられているのか、地に足の着いた暮らしをしたいと心から願う。2024/03/18

ゼロ投資大学

1
米国のサブプライムローン問題に端を発したリーマンショックは世界に甚大な影響を与え、深刻な金融危機を引き起こした。本書では、なぜ金融危機が起こったのか、どうして世界規模にまで問題が拡大したのかを紐解いていく。上昇を続けていた米国の住宅価格が2007年を境に下落を始めていく。住宅価格の上昇を前提にローンを組んでいた消費者はローンの返済に滞り、銀行に問題は波及する。サブプライムローンを証券化し、世界各地にばらまいていた金融機関も大きな信用収縮を引き起こす。2021/10/23

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