74歳の日記

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088523
  • NDC分類 935
  • Cコード C0098

出版社内容情報

73歳の冬、サートンは夜中に突然軽い脳梗塞を起こした。さらに、当時つづいていた体調不良に重ねて、愛猫ブランブルの死があり、クリスマスツリーが燃えるハプニングもあり、詩はいっこうに湧いてこない。
そんななかで春を迎えた1986年4月、彼女は「とにかく率直な日記をつけよう」と決める。こうして読者は、サートンがついに元気になるまでの道程を伴走することになる。
日記の終盤にかけて、朗読旅行にも出かけられるようになったサートンの「独り居」は、豊かさと生気をとり戻していく――毎日臨む海、多忙な庭仕事、貪欲な読書、新顔の雄猫ピエロ、気にかけてくれる友人たち、読者からの手紙、そしてふたたび湧きはじめた詩。
サートンの筆致はどんな状態にあっても湿っぽくない。ここにいるのは、どこまでも人生の探検者でありつづける詩人だ。

内容説明

73歳の冬に脳梗塞を起こし、気づいたことがあった―「健康な人には分からないことがある」。どんなときにも人生の探検者でありつづけ、ふたたび元気になるまで。

著者等紹介

サートン,メイ[サートン,メイ] [Sarton,May]
1912‐1995。ベルギーに生まれる。4歳のとき父母とともにアメリカに亡命、マサチューセッツ州ケンブリッジで成人する。一時劇団を主宰するが、最初の詩集(1937)の出版以降、著述に専念。小説家・詩人・エッセイスト。日記、自伝的エッセイも多い

幾島幸子[イクシマサチコ]
1951年東京都に生まれる。早稲田大学政経学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

74
心房細動からくる軽い脳梗塞を経験した作者が、「書くことは自分を支えることだ」と、日々のできごとや体調、考えなどをていねいに綴った日記です。老いと病気に向き合うには、どれだけの強い気持ちが必要だったことか。その気持ちを見失わないためにも書くことが必要だったのでしょう。友人に支えられ、犬と猫、庭の四季を愛おしむ日々。学びたいことや仕事への情熱。元気を取り戻した最後のページにはこう綴られています。『まだやりたいことはたくさんある。ふたたび手に入れた生活、そしてこの先に待っているすべてのことへの歓びが胸を満たす』2024/07/07

ネギっ子gen

47
【73歳の冬に脳梗塞を起こし、気づいたことがあった。「健康な人には分からないことがある」と】どんな時にも人生の探検者であり続ける詩人で小説家の著者が再び元気になるまでの10ヵ月間の記録。写真多数。カバー写真から素敵で、心に沁みる書。巻末に訳者あとがき。原書は1988年、翻訳は2019年刊。<私の目の前には、まっさらな空間が広がっている――もう公的な場に出ることはなくなるのだ。それでも、まだやりたいことはたくさんある。ふたたび手に入れた生活、そしてこの先に待っているすべてのことへの歓びが胸を満たす>と――⇒2025/03/16

miyu

31
丁寧に惜しむように読んだ。弱った自分にうちひしがれ、絶望し嘆き悲しむサートン。やがてどうにか乗り越え顔をあげ前を向きつつ新しい生を再び味わうようになる姿に驚かされる。『自分の今の状況と向き合おうとして気づいたのは、ある種の孤独が私のなかに棲みついているということだ。自分の中の深いところで体を丸めていなければならない』『私という存在の真ん中に開いた穴を埋められるのは自分だけ(中略)だから寂しかったのは本質的には自分自身を失って寂しかったということだ』率直で時に頑固、そして愛すべき彼女にまた勇気づけられた。2020/02/08

ののまる

11
70歳の日記とは一転して、軽い脳梗塞を起こし、心臓にも不安を抱えての、気持ちの沈み込むスタート。老いがせまり、愛犬タマスも年老いて死んでしまう。読者からの手紙への返事や、いろいろな事が追い被さって、自分の時間が奪われていくことに時々感情が高ぶって涙したり。でも新しくやってきた猫ピエロの可愛いこと! 光を見つけながら一人歩いて行くサートン。あとがきで、訳者が訪れたサートンの家の写真が見られて嬉しかった。2020/06/02

まさかず

8
孤独と孤立の違いに言及した言葉が印象に残る。著者の事は知らない。自己中心な猫に悲しみを覚え、美容室で店員と他の客のお喋りに怒る。繋がりである筈の文通に苛立つ。人はそれを「わがまま」と捉えるだろう。だがそれは「生きようとする熱の発露」。生や存在価値を諦めれば生まれない熱。もっとわがままを言い、生に執着すればいい。聖人君子などいないし、周囲も甘やかさなくていい。そこで返ってくるいいものばかりでない反応との摺合せが「社会に存在する」ということ。それこそが病と老いに向かうものの敵、無関心という「孤立」を防ぐはず。2019/11/30

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