内容説明
児童文学作家にして鬼学研究家の著者が積年の研究をもとに、描く「おにが住むひとの世界」の十編の物語。おにの悲しさをひととの交流の中に思いあますところなく描く異色作。「鬼の助」「モクの木」「角姫さま」「鬼の羽ごろも」「かみなりだいこ」「鬼のクウ」「花わかれ」「鬼ずいか」「鬼の笛」「おによろし」を読んで、あなたはおにが好きになる。
著者等紹介
畑中弘子[ハタナカヒロコ]
奈良県生まれ。神戸市在住。日本児童文学者協会会員、日本児童文芸家協会会員。世界鬼学会会員
かすみゆう[カスミユウ]
イラストレーター。かすみ画房主宰。1956年5月生まれ。男。紙製品メーカーの企画デザイン室にてデザイナーの後、1987年、フリーランスイラストレーターとして独立。1999年夏、現住所にイラスト・オフィスかすみ画房を開設。また、モード学園にてパソコン、CGの指導にもあたる。2005年、脳出血に倒れ、利き手の左半身麻痺となるが、リハビリにて快復、現在に至る。主な仕事、児童図書、月刊誌、カット集等のイラスト作画(小学館、PHP、登龍館等)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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