情報リテラシーのための図書館―日本の教育制度と図書館の改革

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情報リテラシーのための図書館―日本の教育制度と図書館の改革

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622086505
  • NDC分類 010.7
  • Cコード C3000

出版社内容情報

図書館情報学において、「情報リテラシー」は情報テクノロジーの発達とともにその習得技術の更新が求められる、生きたテーマである。
これからのネット社会において、氾濫する情報を見極め、事実を知恵へと変えていくには、社会的機能としての図書館の存在・役割がますます重要になるだろう。人々が情報リテラシーを備え、その能力を活用して生活していくためには、ハブとしての図書館が利用者の情報リテラシーを導き、技術を提供する役割を担うことが課題となってきたといえる。
そんな今日、学校教育での情報リテラシー教育もまた切実さをましている。だが、これまで日本の教育現場において、情報リテラシー教育は本腰を入れて取り組まれてこなかった。本書では、日本の教育制度、図書館の歴史を再考し、情報リテラシー教育のために、両者が協力してこれかたどのような改革をしていくべきか、欧米の学校との比較をまじえつつ、その方向を示す。

内容説明

これからの図書館は、情報リテラシーを導く機関としての社会的役割を、自覚的に担う必要がある。日本の教育制度と図書館の歴史を再考し、今後の課題を示す。

目次

第1章 「エウリディケを冥界から連れ出すオルフェウス」
第2章 読書大国からネット社会へ
第3章 情報リテラシー教育の必要性
第4章 文化史的背景
第5章 近代文字社会における図書館
第6章 図書館と図書館員
第7章 図書館と博物館を比較する
第8章 大学入試改革と学習方法・カリキュラム
第9章 情報リテラシーの回路

著者等紹介

根本彰[ネモトアキラ]
1954年福島県生まれ。1984年東京大学大学院教育学研究科修了。専門は、図書館情報学、教育学。図書館情報大学、東京大学大学院教育学研究科を経て、慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまやま

12
真の情報リテラシーとは情報を探索し、評価し、それにより自分の問題を解決できる能力、またその能力をもって批判的思考を展開できることを指す、と書けばアクティブラーニングとか調べ学習といった類語を思い起こせるので、著者の主張ほどには日本社会に根付いていない発想法とも思えない上に、欧米の学校や図書館の社会における評価が日本の同じ組織に比較してそれほど高いか、と言えば若干疑問に感じることもある。まあ、図書館学という学問もできるだけ欧米の真似をすることが第一目標であったであろうし、価値観がそうなるのも不思議ではない。2021/06/12

kum

12
図書館勉強本。勉強したり本を借りるという従来の機能が変容しつつある図書館。ネットで何でも調べられると思っている現代こそ、情報の要否判断が大事。紙媒体、ネットともに仕組みを理解し正しく使いこなす本当の意味での情報リテラシー教育の必要性、日本の教育制度との関連を説く。情報リテラシー=ネット利用に関わることばかりではないことに、今さらながら目からウロコ。2019/05/07

軍縮地球市民shinshin

10
情報リテラシーのあり方について考えさせられる一冊。2019/09/02

双海(ふたみ)

7
レポートのお供に。要再読。2019/03/31

鳩羽

7
事実を情報として取り出し、加工、参照、比較、ときに批判的に見ることができるまでを情報リテラシーといい、単に文字を読むように情報を読むことを情報リテラシーという訳ではないのだろう。そのための図書館の役割を、日本のリテラシー高い歴史、教育現場を振り返りながら、市民それぞれの多様で高次のリテラシーのために方向転換捉が必要なのではと思わせる。2018/01/15

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