内容説明
カジノというと、いまだに危険なイメージを抱く人も多いかもしれないが、現代のカジノはイカサマや犯罪の入り込む余地など全くない究極のエンターテインメント・ビジネスだ。ホテル、レストラン、ショー、ゴルフ場とギャンブルの関係、コンプという名のポイント還元の歴史など、ラスベガスの大手カジノで長年働き、全てを知り尽くした著者が、カジノが儲かる仕組みと日本に導入するときに取るべき戦略を明らかにする。
目次
第1章 VIP待遇へようこそ
第2章 みんな勝つつもりでやってくる
第3章 カジノという商品のしくみ
第4章 カジノが許さないこと
第5章 カジノの歴史
第6章 藍より青いカジノ
付録 ゲームの魅力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shigoro
3
日本でカジノをする時に、問題となる区別。これが一番難しいかもしれない。例えば欧米ホテルだと階層がハッキリしてるのに対して、日本のホテルでは誰でもOK(ドレスコード無し)みたいなところがあり、それで発展してきたわけだが。カジノとホテルは別物だが対応としての平等制からいかにハイローラーへの区別をし、さらに後発としての日本独自のカジノにしなくては、成功は難しいかもしれない。 2012/06/05
nabebe
2
ざっと、流し読み。カジノのコンプの話やハイローラーへのもてなしなどラスベカスの事例を用いて説明していた。以前読んだ本にも書かれていたが今日のカジノはギャンブルの側面よりエンターテイメントの側面の方が大きいという。やはり厳しい規制や法律でならず者を排除すれば大丈夫なように思えるのだが日本においてはどうか。やってみないと分からないという感じである。2018/05/21
バッシー
1
パチンコが賭博にあたらない法律的な仕組みははじめて知った2019/09/06
rubeluso
1
筆者自身の体験も入っているであろうラスベガスの世界の紹介は面白く読め。しかし肝心の日本のカジノをどうするか、については具体的な根拠に乏しく「私の考える最強のカジノ」の域を出ない。 この本では軽くしか触れられないマカオが現在ではラスベガスを圧倒してしまっているのを見るとこの世界も移り変わりが激しいのだな、と思う2015/03/08
仲本テンカ
1
終始、カジノ運営側の目線で語られる、カジノのはなし。その為、ネットで調べれば分かりそうなことばかりでした。まったく、カジノのはなしだってのに、安パイすぎです。2013/01/06
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