トラウマの過去―産業革命から第一次世界大戦まで

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トラウマの過去―産業革命から第一次世界大戦まで

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  • サイズ A5判/ページ数 417p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622086239
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C1011

出版社内容情報

20世紀の多くの破壊行為と社会変動のあいだに、「トラウマ」という言葉は臨床医学の枠を超えてわれわれの日常にも溢れるようになった。
かつて「トラウマ」という言葉は身体的な意味で用いられており、日常会話では身体への殴打を、医学においては殴打による身体への病理的な影響を指していた。本書は

内容説明

本書は、トラウマがなぜ心の傷を表わすものとして社会に浸透し、いかに欧米社会を混乱に陥れてきたのかを明らかにするものである。戦争、災害、事故―。未曾有の外傷的出来事に襲われた後、われわれは何を作りなおし、何を語り継がなくてはならないのだろうか?トラウマ研究の決定版にして新たな端緒となる、学問分野を超越した重要文献。

目次

トラウマ、精神医学、歴史―概念と歴史記述の方法論についての序論
第1部 ビクトリア時代の旅行とトラウマ(鉄道事故―一九世紀英国における列車、トラウマ、技術の危機;米国黄金時代の列車とトラウマ)
第2部 福祉国家黎明期の労働、事故、トラウマ(出来事、累積、トラウマ―一九世紀末から二〇世紀初頭にかけての確率論的な精神の革新;トラウマの言説としてのドイツ福祉国家)
第3部 トラウマ理論の発展 二〇世紀初頭の近代化と精神医学(シャルコーとトラウマ神経症―一九世紀後期フランスのトラウマ理論における医学と文化;トラウマ神経症から男性ヒステリーへ―オッペンハイムの凋落 一八八九‐一九一九年;一九世紀末から二〇世紀初頭にかけての米国精神医学における助成の性的トラウマの成立)
第4部 第一次大戦におけるショック、トラウマ、精神医学(「なぜ彼らは治らないのか?」第一次大戦における英国のシェルショック治療;第一次世界大戦期イタリアにおける精神科医、兵士、士官;神経との闘い―第一次世界対戦期フランスにおけるにおけるヒステリーとその治療;見えない傷―一九一二‐一四年のアメリカ在郷軍人会、シェルショックを持つ退役軍人、アメリカ社会)

著者等紹介

金吉晴[キンヨシハル]
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所成人精神保健研究部部長。精神科医。1984年京都大学医学部卒。ロンドン精神医学研究所などを経て、現職。1997年厚生大臣表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nranjen

4
図書館本・再読。他の本でトラウマについて読むと、ほとんどがフロイト解釈で驚いた。この本はフロイト「以外」をあえて扱っている、とても貴重な視点を提供してくれていることに気づく。オッペンハイマーの箇所は初読で色々誤読していた。フランスでの第一次世界大戦でのヒステリーの扱いも読みが足りない箇所があることにいろいろ気づく。2020/10/11

nranjen

4
PTSDが1980年に診療カテゴリーとして公認された以前、それが1860ー1930年どのように考えられ、受け止められ、治療されてきたのかを描いた本。ここでとりあげらえている米国、英国、フランス、ドイツ、イタリアそれぞれで違う用語が用いられ、異なる受け止められ方をされているのが興味深い。章によって記述者が異なるため、同じ範疇のものが語られていないのが残念。英国のシェルショックは、フランス、ドイツと比較できる形で描いて欲しかった。ドイツのオッペンハイマーが気の毒。フランスはお国芸ヒステリーを中心に展開。2020/06/23

Kumiko Fujiwara

1
第九章「なぜ彼らは治らないのか?」第一次大戦における英国のシェルショック治療 当時の治療について歴史的資料をもとに分析。ショーウォルターの見解が一面的であると批判している。2020/01/22

和泉花

0
後半だけ読む。第一次世界大戦のときのイタリアの兵士は可哀想で仕方なかった2023/11/28

つかしん

0
トラウマについての先行研究などなど。松本十帖にて。研究自体の歴史、移り変わりがメイン。2022/07/20

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